欧州債:軒並み上昇、10年債利回り過去最低-追加刺激策を期待

27日の欧州債市場ではユーロ参加国 の国債が軒並み上昇し、スペインからドイツに至る10年債利回りが過去 最低を付けた。景気見通し悪化のため欧州中央銀行(ECB)は刺激策 を拡大する用意があるとの観測が強まった。

オーストリアとベルギー、オランダのほか、フィンランド、アイル ランド、イタリアの10年債利回りもこれまでの最低となった。欧州債は 月間ベースで8カ月連続で値上がりしている。ECBのドラギ総裁は22 日、ユーロ圏のインフレ期待が「大幅な低下を示した」と語った。 ECBは政策決定会合を9月4日に開催する。ECBが来週に刺激策を 拡大する公算は小さいとのロイター通信の報道を受け、国債相場は上げ 幅を縮小した。

DZ銀行(フランクフルト)の調査アナリスト、フェリックス・ヘ ルマン氏は「極めて率直な展開で、9月上旬に何らかの重大な発表があ るとの見方が広がっている」と述べ、「現在は利回りを求める動きが続 いているだけだ」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時6分現在、スペイン10年債利回りは前日比3 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.14%。一時 は2.083%と、ブルームバーグがデータ集計を開始した1993年以降の最 低を付けた。同国債(表面利率2.75%、2024年10月償還)価格は0.305 上げ105.53。

イタリア10年債利回りは2.343%、同年限のフランス国債利回り は1.228%までそれぞれ下げ、いずれもこれまでの最低を記録。ドイ ツ10年債利回りは0.895%に達し、初めて0.9%を下回った。

原題:Europe Bond Gains Push Yields From Spain to Germany to Records(抜粋)

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