中国のアリババ:4-6月期の利益ほぼ3倍-広告増が寄与

新規株式公開(IPO)を控えた中 国の電子商取引最大手アリババ・グループ・ホールディングが発表した 4-6月(第1四半期)決算は、利益が前年同期比で大幅に増加した。 個人間のショッピングサイト、淘宝網(タオバオ)や企業・消費者間の オンラインショッピングモール、天猫Tmallでの広告増が寄与し た。

同社が27日に米証券取引委員会(SEC)に提出した届け出による と、4-6月の純利益は前年同期のほぼ3倍となる19億9000万ドル (約2070億円、1株当たり84セント)。自国通貨の売上高は46%増加 し、25億4000万ドル相当だった。

今回の決算は、投資家がアリババのIPOに参加するか否かを決定 する上で最後の数値となる可能性が高い。事情に詳しい複数の関係者 は、日程はまだ確定していないとした上で、アリババは来月3日以降に 投資家向けに説明会を始める可能性があると語った。

オバーワイス・アセット・マネジメント(イリノイ州)のシニアア ナリスト、ジェフ・パップ氏は「4-6月は非常に好調な四半期とな り、IPOでのバリュエーション(株価評価)をめぐりセンチメントを 後押しすることに貢献しよう」と語った。

ブルームバーグが先月実施したアナリスト11人を対象に実施した調 査のによると、IPO実施後のアリババの時価総額は1870億ドル(平均 値)と見られている。

ただ、マーケティング費用の拡大が一因となり、調整後の EBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)をベースに した利益率は4-6月期に54%と、前年同期の56%超から低下。パップ 氏は「利益率は若干低下してきており、その傾向が継続している」と指 摘。「最初に極めて高い利益率を既に達成している点を考慮しなけれ ば、これは引き続きマイナス材料だ」と語った。

(更新前の記事は第2段落のドル建ての売上高の数値を訂正済みです)

原題:Alibaba First-Quarter Profit Surges Before U.S. Initial Offering(抜粋)

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