ECBが量的緩和をできる限り遅らせる6つの理由-ラボバンク

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総 裁の発言とユーロ圏の経済統計が量的緩和(QE)の可能性を高めた が、ECBは引き続きその導入を先送りしようとしている。ラボバンク のエコノミスト、エルウィン・デフロート氏が26日の顧客向けリポート で指摘した。

その理由として同氏は6つの理由を挙げている。第1は法的な制 約、つまり政策措置が「公債の貨幣化」に当たらないかについて裁判所 に判断を仰がれるリスクだと同氏は説明。第2はECBおよび各国の中 銀のバランスシートが信用リスクおよびデュレーションリスクにさらさ れることだという。

さらに、ドイツ国債の利回りは既に低いためQEの効果がそれほど ない可能性、実体経済への影響の度合いについての不透明さも指摘。加 えて、QEが効率的な資源配分を妨げること、資産価格バブルを引き起 こすリスクを挙げた。

インフレとインフレ期待の低下が最終的にはECBにQE実施を促 す可能性はあるが、それは恐らく他の全ての選択肢が尽きた後になるだ ろうとデフロート氏は記している。

原題:Six Reasons Why ECB Will Avoid QE for as Long as Possible: Rabo(抜粋)

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