ロンドン高級住宅購入、イタリア人が最多-自国は景気後退

ロンドンの高級住宅街で1-7月に 最も多く物件を購入した外国人はイタリア人であることが分かった。4 -6月(第2四半期)にリセッション(景気後退)の三番底に陥った自 国の資産に見切りを付け海外に投資先を求めているようだ。

不動産仲介会社のナイト・フランクが27日に電子メールで発表した ところによれば、同社がロンドンの高級中心街と定義する13地区で販売 された住宅のうち6.7%をイタリア人が購入した。次に多いのはフラン ス人で、ユーロ圏の投資家による割合は合計で14.5%。1年前はロシア が最多、アラブ首長国連邦(UAE)が2位だった。

ロビン・ブルックス氏らゴールドマン・サックス・グループのアナ リストは先週のリポートで、欧州中央銀行(ECB)の緩和的金融政策 が「ユーロ圏諸国の人々を域外での利回り追求へと追いやっている」と 指摘。ナイト・フランクによれば、ロンドン中心の高級住宅から得られ る利回りは7月に2011年4月以降で初めて上昇した。保守党率いる連立 政権が来年の総選挙で敗北した場合、住宅にかかる税金が引き上げられ る可能性があることを懸念して賃貸を選択する人が増えているためだと 同社は今月11日のリポートで説明している。

イタリアの投資家が購入した物件の平均価格は440万ポンド(約7 億6000万円)で、ナイツブリッジやチェルシー、サウスケンジントンの 物件を好んで購入したという。

7月8日のナイト・フランクの発表によると、ロンドンの高級住宅 街の物件価格は6月までの1年間で8.1%上昇。ネーション・ビルディ ング・ソサエティーの7月2日の発表によれば、ロンドン全体では集合 住宅を含め4-6月に前年同期比で26%上昇と、27年ぶりの大幅な値上 がりだった。

原題:Italy Tops Foreign Buyers of Best London Homes on Triple Dip (1)(抜粋)

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