「膝を守れ」、狭い機内のアイデア商品-乗客けんかで一躍注目

「ニー・ディフェンダー(膝の保護 具)」という用具が世界の注目を集めている。飛行機の中で前の席の人 が座席をリクライニングさせるのを防ぐこの用具は、座席をめぐる乗客 同士のもめごとで米ユナイテッド航空機が緊急着陸を余儀なくされたこ とで一躍名を上げた。

この用具のウェブサイトをあまりに多くの人が閲覧したため、26日 に障害が発生した。2003年に売り出された21.95ドル(約2300円)のこ のプラスチック製品の販売も「著しく」増えたと、発明者のアイラ・ゴ ールドマン氏が述べた。

問題は航空会社が座席の間隔を狭くしていることにあると、同氏は 指摘する。例えば米格安航空会社スピリット航空では座席の間隔が業界 標準より10%狭い上にクッションも薄い。ワシントンから電話インタビ ューに答えたゴールドマン氏は、航空会社は「乗客が普通に座った状態 で既に、膝が前の座席に付いているという状態を考慮に入れていない」 と述べた。

ゴールドマン氏発明の用具は前の座席の背についているテーブルの 支えにU字型クリップを取り付けてリクライニングできないようにす る。

ニュージャージー州ニューアーク発デンバー行きのユナイテッド航 空1462便は24日、この用具を使った乗客と前の席の乗客がけんかになっ たためシカゴに緊急着陸する事態になった。

AP通信によれば、後ろの席の男性が客室乗務員の求めにもかかわ らず用具を取り外すのを拒んだため、前の席の女性が男性に水を浴びせ た。普通のエコノミーより5インチ(約12.7センチ)広いスペースのた め追加料金のかかるエコノミー・プラスの座席での出来事だったとい う。

原題:Legroom Gadget Maker Sees Sales Jump After Air-Rage Case on Jet(抜粋)

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