バフェット氏はやみ難い楽しみに投資-コーラの次はドーナツ

著名投資家で資産家のウォーレン・ バフェット氏には、幼くして起業家スピリットの片りんをうかがわせる 7歳当時のエピソードが存在する。コーラの6本パックを25セントで購 入したバフェット少年は、真夏の暑い夜に1本5セントで売り歩いた。

83歳になった今も「素朴な嗜好(しこう)」を投資の対象とするバ フェット氏の姿勢は変わっていない。

バフェット氏が率いる米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイ は26日、米バーガーキング・ワールドワイドによるカナダのコーヒー・ ドーナツチェーン、ティム・ホートンズ買収計画の資金調達を支援する ため、30億ドル(約3120億円)の投資を行うことで合意したと発表し た。

バークシャーの会長兼務最高経営責任者(CEO)を務めるバフェ ット氏は、消費者に広くアピールする認知度の高いビジネスに資金を投 じるやり方で、投資家としてのキャリアを確立してきた。米コカ・コー ラへの166億ドル相当の出資が良い例だが、「楽しみ」に抗しきれない 消費者の行動が時価総額を押し上げていく時を待ちながら株式を長期保 有する投資手法だ。

バフェット氏はコカ・コーラの昨年の年次株主総会で、「私は確実 なものに賭けたいと考える種類の人間だ。消費者を喜ばせる企業が破綻 したためしはない」と語った。

カナダ国内で熱狂的なファンを持つティム・ホートンズは、この条 件を満たす企業だろう。同社のマーク・ケアラCEOは26日の電話会見 で、人気のティムビット・ドーナツについて、「今やビーバーや騎馬警 官に匹敵するカナダのシンボルになっている」と発言した。

原題:Buffett Search for Sure Thing Propels 76-Year Junk Food Quest(抜粋)

--取材協力:Leslie Patton、Shannon Pettypiece.

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