欧州債:総じて上昇、スペイン債利回り過去最低-刺激策期待で

26日の欧州債市場ではユーロ参加国 の国債が総じて上昇し、スペインとイタリアの国債利回りは過去最低を 更新した。脆弱(ぜいじゃく)な域内景気の回復のため欧州中央銀行 (ECB)が刺激策を拡大するとの観測が強まった。

スペイン10年債利回りの低下は6営業日連続。インフレ率が2009年 以来の低水準に落ち込み、今週発表される域内景況感は悪化が見込まれ ている。ECBのドラギ総裁は22日、ユーロ圏のインフレ率が「大幅な 低下を示した」と語った。オランダとフランス、フィンランドの国債利 回りもこれまでの最低を付けた。

ソシエテ・ジェネラルの欧州金利戦略責任者、キアラン・オヘガン 氏(パリ在勤)は「金融政策とインフレ、成長の見通しが国債相場を絶 えず左右する要因にならざるを得ない」と発言。一部投資家は「現行水 準での投資に極めて控えめ」な一方で、「高利回り債の利回り低下とス プレッド縮小がさらに進む余地」があると指摘した。

ロンドン時間午後4時15分現在、スペイン10年債利回りは前日比7 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.18%。一時 は2.166%と、ブルームバーグがデータ集計を始めた1993年以来の最低 を付けた。同国債(表面利率2.75%、2024年10月償還)価格は0.695上 げ105.135。

イタリア10年債利回りは5bp下げて2.43%。これまでの最低とな る2.401%まで低下する場面もあった。ドイツ10年債利回りはほぼ変わ らずの0.95%で、前日更新した過去最低付近にとどまった。

原題:Bond Gains Drive Spanish Yields to Record Low Amid Stimulus Bets(抜粋)

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