今度こそ実弾か、ドラギ総裁の言葉の「バズーカ」に市場は反応

言葉が行動の代わりになり得るの か、またしても欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が試している。

総裁が先週の講演で、政策委員らは「物価安定を確実にするために 必要ならば利用可能なあらゆる政策手段を活用する」とし、「政策姿勢 をさらに調整する用意がある」と言明してから、ユーロは下落し域内諸 国の国債利回りは過去最低を付けた。

今回の発言は2012年の、ユーロを守るために「何でもやる」を彷彿 (ほうふつ)とさせる。当時総裁はこの発言に続いて、利回り上昇に見 舞われている諸国の国債を買い入れる計画を打ち出したが、計画が実行 に移されることはなかった。

米ワイオミング州ジャクソンホールで開かれたシンポジウムでの22 日の総裁発言から、投資家はECBが量的緩和(QE)に近づいたと推 察した。コーナーストーン・マクロのパートナー、アンディ・ラペリエ ール、ロベルト・ペルリ両氏は25日のリポートで、「ECBが実際に QEを実施するかどうかを市場が見極めるまでもなく、QEの確率が高 まったことはすぐに資産価格に織り込まれるだろう」と書いている。

スペイン10年債の利回りは26日に過去最低を更新。ユーロはドルに 対して11カ月ぶり安値を付けた。

ドラギ総裁が今回も債券購入のバズーカ砲を撃たずに市場の良い反 応を十分に引き出せるかどうかは、まだ分からない。ラペリエール、ペ ルリ両氏は「ECBがQEをするという確信が強まることは、域外から の資金をユーロ圏に呼び込むだろう」とはみている。

原題:Draghi May Again Find Bazooka Words Beat Action With QE Push(抜粋)

--取材協力:Jeff Kearns、Lukanyo Mnyanda.

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