米流動性ルール、現金化容易な資産から地方債除外へ-関係者

米連邦準備制度理事会(FRB)な どが近く採択する銀行の流動性ルールで、信用収縮を乗り切る能力を示 すために有効とされる現金化が容易な資産の分類から、地方債が除外さ れる見通しだ。事情に詳しい関係者の1人が明らかにした。

FRBなど米金融監督当局は、最終的な流動性ルールを9月3日に 承認する予定。非公開情報であることを理由に関係者が匿名を条件に語 ったところでは、最新の規則案は信用収縮を30日間持ちこたえるために 役立つ質の高い資産のリストから州や地方自治体が発行した債券を除外 している。

FRBと通貨監督庁(OCC)、連邦預金保険公社(FDIC) は、2008年の信用危機で露呈したような脆弱(ぜいじゃく)性の回避を 目指し、バーゼル銀行監督委員会の合意をベースに流動性ルールを策 定。昨年公表された初期の規則案は17年の実施を求める一方、グローバ ルな業務展開の規模が大きく、資産額が2500億ドル(約26兆円)を上回 る銀行に最も厳しい内容だった。

FRBのエリック・コリグ報道官は、最終ルールに関するコメント を控えている。

流動性ルールが採択されれば、地方債を銀行が購入するインセンテ ィブが薄れ、3兆7000億ドル規模の地方債市場で相場が圧迫される恐れ がある。フィッチ・レーティングスは今年1月の段階で、地方債の除外 が銀行の持ち高圧縮につながる恐れがあると指摘していた。

原題:Munis Said to Be Excluded as Assets for U.S. Bank Liquidity Rule(抜粋)

--取材協力:Brian Chappatta、Michael J. Moore.

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