BNYメロンはアルゼンチン債受託者の義務怠る-バス氏

ヘッジファンド運営会社ヘイマン・ キャピタル・マネジメントの創業者、カイル・バス氏は、米銀バンク・ オブ・ニューヨーク(BNY)メロンがアルゼンチンから預託された利 払い金をユーロ建て同国債の保有者に渡すのを拒み、受託銀行としての 義務を怠っていると述べた。

ヘイマンのほか、ジョージ・ソロス氏のクオンタム・パートナーズ などの投資家グループはBNYメロンのロンドン部門が利払い金2 億2600万ユーロ(約310億円)の分配を怠っているとして先週ロンドン の裁判所に提訴した。ブルームバーグが入手した21日の訴状によれば、 ナイトヘッド・キャピタル・マネジメントとRGYインベストメンツも 含む同グループは合わせてユーロ建てアルゼンチン債13億ユーロ相当を 保有する。

米連邦地裁は、債務再編を受け入れなかった債権者(ホールドアウ ト)への支払いをアルゼンチンが実行するまで、BNYメロンが利払い 金を分配するのを禁じている。投資家グループはBNYメロンのロンド ン部門には利払い金を振り込む義務があると主張。バス氏は米地裁判断 は米国の管轄外で発行された債券には適用されないはずだと述べた。

バス氏はニューヨークから電話インタビューに応じ、BNYメロン が「受託銀行としての義務を果たさず、ユーロ建て資金の送金を怠っ た」と指摘。「われわれが受ける利払いは英国法に準拠しており、英裁 判所はまだ判断を示していない。米国と同様の禁止命令が英国で出され るまでは、BNYメロンはわれわれに利払い金を支払う義務がある」と 語った。

BNYメロンの広報担当ロン・グルンドル氏は22日の発表資料で、 「訴えは不当だ」と述べ、「BNYメロンはこの件の受託銀行としての 行動を規定する拘束力のある裁判所命令に常に従ってきた」と説明し た。ソロス氏のスポークスマンを務めるマイケル・バチョン氏に電子メ ールでコメントを求めたがこれまでに返答はない。

原題:Hayman’s Bass Says Argentina Bond Trustee Is Failing Investors(抜粋)

--取材協力:Katherine Burton、Camila Russo.

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