8月25日の米国マーケットサマリー:S&P500種は一時2000台

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。 (表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3195   1.3242
ドル/円            104.00   103.95
ユーロ/円          137.22   137.64


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       17,076.87     +75.65     +.4%
S&P500種           1,997.95      +9.55     +.5%
ナスダック総合指数    4,557.35     +18.80     +.4%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .50%        +.01
米国債10年物     2.38%       -.02
米国債30年物     3.13%       -.02


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,278.90    -1.30     -.10%
原油先物         (ドル/バレル)   93.43      -.22     -.23%

◎NY外国為替市場

25日のニューヨーク外国為替市場ではドルが対ユーロでほぼ1年ぶ りの高値に上昇した。米金融当局が2015年中に初回利上げに踏み切ると みられている一方で、欧州中央銀行(ECB)は追加刺激策の可能性を 示唆したことが影響した。

ドルは主要通貨の大半に対して上昇した。朝方発表されたシカゴ連 銀全米活動指数は7月に予想を上回る伸びを示した。ユーロは下落。 ECBのドラギ総裁は先週、カンザスシティー連銀がワイオミング州ジ ャクソンホールで主催したシンポジウムで講演し、投資家のインフレ期 待が「大幅な低下を示した」と指摘した。

米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は、労働市場の改 善が「予想よりも速いペースで続いた」場合は利上げが現在の想定より も早く実施され、追加利上げのペースも速まる可能性があると述べた。

チャプデレーン(ニューヨーク)の為替責任者、ダグラス・ボース ウィック氏は、「ドルは特にユーロに対して上昇するという根強い見方 がある」と述べ、「イエレン議長とドラギ総裁の発言の影響がまだ続い ている。米国は利上げへ、欧州は何かしらの量的緩和によって利下げへ 動くと今の市場は確信している」と続けた。

ニューヨーク時間午後3時37分現在、ドルはユーロに対して0.4% 高の1ユーロ=1.3195ドル。一時は昨年9月9日以来の高値とな る1.3184ドルをつけた。ドルは対円ではほぼ変わらずの1ドル=103 円99銭。一時1月23日以来の高値となる104円49銭をつけた。ユーロは 対円で0.3%下げて1ユーロ=137円20銭。

◎米国株式市場

米株式相場は上昇。S&P500種株価指数は一時、初めて2000を突 破した。企業買収や景気刺激策の見通しが相場を押し上げた。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前週末比0.5%高の1997.98。一時2001.95と過去最高値を付けた。 ダウ工業株30種平均は75.65ドル(0.4%)高の17076.87ドル。

シェーファーズ・インベストメント・リサーチのシニア株式アナリ スト、ジョー・ベル氏は「2000という数字は、心理面および金融面から 見て極めて重要だ」と指摘。「若干買われ過ぎの状態になったかもしれ ない。2000を超えた後、一息入れる状況となった」と続けた。

◎米国債市場

米国債市場では10年債利回りの独10年債に対する上乗せ幅が拡大 し、過去15年で最大となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)と欧 州中央銀行(ECB)が示している金融政策の方向性に違いがあること が背景。

利回り差は最大で1.45ポイントに拡大した。欧州中央銀行 (ECB)のドラギ総裁は前週末、量的緩和(QE)に近づいているこ とを強く示唆した。一方、イエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長 は市場の予想よりも早く利上げに踏み切る可能性があるとあらためて表 明した。米財務省は26日に290億ドル規模の2年債入札を実施する。こ れを含めた今週4回の入札での発行総額は1060億ドル。

CRTキャピタル・グループ(コネティカット州スタンフォード) の政府債ストラテジスト、イアン・リンジェン氏は「経済状況の差異が 近く縮まると考える理由は見当たらない。そのため、このスプレッドの 拡大が続くとの見方に賛同する」と述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによると、ニューヨーク時間 午後2時20分現在、10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(b p、1bp=0.01%)低下の2.39%。同年債価格(表面利 率2.375%、2024年8月償還)は2/32上げて99 26/32。独10年債利回り は0.95%。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は反落。ドルの上昇を背景に、代替投資の 金買いが減退した。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長 は22日の講演で、政策当局者は利上げに踏み切る前に経済が底堅い基盤 にあることを確かめなくてははらないとしたほか、異例の緩和策を解除 し始める時期に議論がシフトしつつあると述べた。

エバーブライド・フューチャーズのマクロ経済ストラテジスト、サ ン・ヨンガン氏は「市場は米金融政策の引き締めに焦点を絞っており、 それが金を圧迫している」と指摘。「金融市場へのリスクはなお存在す るとの警戒もある」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物12 月限は前週末比0.1%安の1オンス=1278.90ドルで終了した。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディ エート(WTI)は続落。米石油受け渡し拠点であるオクラホマ州クッ シングの在庫が4週連続で増加したとの見方から、売りが続いた。

トラディション・エナジー(コネティカット州スタンフォード)の アナリスト兼ブローカー、ジーン・マクギリアン氏は「供給は十分過ぎ るほどにある」と指摘。「売り材料になるようなニュースは特になかっ た。需給ファンダメンタルズで下げたようだ」と述べた。」

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前週 末比30セント(0.32%)安の1バレル=93.35ドルで終了した。終値と しては1月14日以来の安値。

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