米国株:上昇、S&P500種は一時2000台-企業買収で

米株式相場は上昇。S&P500種株 価指数は一時、初めて2000台を付けた。企業買収や欧州の景気刺激策の 見通しが相場を押し上げた。

S&P500種株価指数は前週末比0.5%高の1997.92。一時2001.95と 過去最高値を付けた。ダウ工業株30種平均は75.65ドル(0.4%)高 の17076.87ドル。

シェーファーズ・インベストメント・リサーチのシニア株式アナリ スト、ジョー・ベル氏は「2000という数字は、心理面および金融面から 見て極めて重要だ」と指摘。「若干買われ過ぎの状態になったかもしれ ない。2000を超えた後、一息入れる状況となった」と続けた。

この日は企業の合併・買収(M&A)に関連した銘柄の動きが特に 目立った。バーガーキング・ワールドワイドが急伸。カナダのティム・ ホートンズ買収に向けて交渉中であり、統合が実現した場合、新会社の 本社をカナダに置く計画だと発表したことを受けた。バイオテクノロジ ー企業インターミューンも高い。スイスのロシュ・ホールディングはイ ンターミューンを約83億ドルで買収すると発表した。このほかモルガ ン・スタンレーは2009年以来の高値。JPモルガン・チェースやゴール ドマン・サックス・グループも買い進まれた。

S&P500種は7日の日中安値から約100ポイント戻している。週間 ベースでは3週連続高となっており、時価総額は9000億ドル余り増え た。

欧州株式市場

欧州株式市場ではストックス欧州600指数が1.1%高。欧州中央銀行 (ECB)のドラギ総裁の発言を受けて、ECBが量的緩和に近づいて いるとの観測が強まった。ドラギ総裁は22日、「政策スタンスをさらに 調整する用意はできている」としたほか、「使命の範囲内で利用可能な 手段を活用して中期的な物価安定を確実にする」と語った。

世界最大の先物取引所を運営する米CMEグループの電子取引シス テム「グローベックス」は24日、技術的な問題で取引を4時間にわたり 停止。米株価指数や米国債、原油、金に至るまであらゆる約定が影響を 受けた。取引はシカゴ時間24日午後9時に開始した。グローベックスは 一部の商品について午後5時の開始を予定していたが、マレーシアの株 価指数デリバティブ(金融派生商品)を除く全ての取引が停止する状態 が続いた。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数 (VIX)は2%上昇の11.70と、過去10営業日で最大の上げ。年初来 では15%下げている。

業種別10指数は全て上昇

S&P500種の業種別10指数は全て上昇。金融やエネルギー、ヘル スケア関連の上げが目立った。モルガン・スタンレーは2.2%高の34.20 ドル。ゴールドマンは1.4%高の177.87ドル。JPモルガン・チェース は1.5%上げて59.34ドル。

バーガーキングは20%高の32.40ドルと最高値。バーガーキングが カナダ最大のコーヒー・ドーナツチェーンのティム・ホートンズを買収 すれば、世界3位のファストフードチェーンが誕生する。監査・税務・ アドバイザリーを手掛けるKPMGのウェブサイトによれば、カナダの 法人税率は26.5%、米国は40%。

インターミューンは35%高の72.85ドル。ロシュはインターミュー ンを1株当たり74ドルで買収する。

原題:S&P 500 Briefly Tops 2,000 for First Time as Dealmaking Picks Up(抜粋)

--取材協力:Jonathan Morgan.

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