資産担保証券の情報開示を厳格化へ、SECが新規制を検討

住宅ローンや自動車ローンを裏付け とする証券の売り手は、裏付け債権の借り手の所得やクレジットスコア などの詳細な情報を投資家に開示する義務を負う可能性がある。米証券 取引委員会(SEC)がこうした規制を今週検討するもようだと、事情 について説明を受けた関係者2人が明らかにした。

SECが27日に最終案を採決するこの規制は、米金融規制改革法 (ドッド・フランク法)に定められたもの。2008年に信用危機が起きる 前、不良債権化したローンを裏付けとした資産担保証券(ABS)をウ ォール街から購入した多数の投資家が損失を被った。ABSの売り手上 位にはバンク・オブ・アメリカ(BOA)やJPモルガン・チェース、 ドイツ銀行、シティグループ、ゴールドマン・サックス・グループなど が含まれる。

住宅ローンや自動車ローンのほか、商業用不動産ローンを担保とし た証券なども対象とする新規制は、2010年にSECが計画していたもの よりも踏み込んだ情報開示を義務付ける内容。規制の詳細は公開されて いないとして、関係者らは匿名を条件に話した。サブプライムの自動車 ローン担保証券の発行が急増しており、当局が調査していることがこの 背景にある。

SECの報道官、ジーナ・タラモナ氏はコメントを控えた。

原題:Asset-Backed Bonds Said to Face Tougher SEC Disclosure Rules(抜粋)

--取材協力:Jody Shenn.

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