【個別銘柄】JVCKW急伸、富士フHDも上昇、中外薬安い

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は次の通り。

JVCケンウッド(6632):前週末比27%高の310円。カーナビゲ ーションシステム世界最大手の米ガーミンと自動車メーカー向けの純正 品を共同開発すると23日付日本経済新聞朝刊が報道。協業による業績拡 大への期待が広がった。また、同社と資本提携している自動運転車開発 ベンチャーのZMP(東京・文京)が2015年をめどに東証マザーズに株 式を上場する方針を固めたと25日午後の同電子版が報じたことも材料視 され、一時は前週末比80円(33%)高の325円とストップ高まで上昇し た。

中外製薬(4519):9.2%安の3325円。スイスのがん治療薬最大手 ロシュ・ホールディングが中外製薬株式の未保有分約40%の取得を見送 ることを決定したとブルームバーグ・ニュースが25日報じた。ロシュに よる中外薬株式の追加取得検討については16日に明らかになり、翌営業 日の18日にはこれを好感した中外薬株が一時ストップ高を付ける場面も あった。SMBCフレンド調査センターの高沖聡シニアアナリストは、 1株あたり4560円での株式公開買い付け(TOB)が想定されていたた め、きょう株価が下がるのは当然、との見方を示した。

富士フィルムホールディングス(4901):4%高の3205円。菅義偉 官房長官は25日午前の記者会見で、西アフリカなどで感染が拡大してい るエボラ出血熱の治療に関する薬剤について、同社の抗インフルエンザ ウイルス薬「アビガン」など未承認薬でも、世界保健機関(WHO)か ら要請があれば提供する用意がある、と述べた。またWHOの結論前で も緊急の場合は一定の条件の下で個別の要請に応じる用意があるとも話 した。

日新製鋼(5413):3%安の1167円。三菱UFJモルガン・スタン レー証券は投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に、目標株価 を1500円から1300円に引き下げた。鋼材のマージン改善が寄与するもの の、営業外収益の減少や保有在庫削減によるニッケル評価益の減少で今 期経常利益の減益は不可避と分析した。15年3月期の連結経常利益予想 を180億円から170億円(会社計画155億円)、来期を230億円から200億 円に減額した。

伊藤ハム(2284):5.9%高の504円。発行済み株式総数の4.6%に あたる1000万株、60億円を上限に自社株買いを行うと発表した。期間は 9月1日から15年3月31日まで。

ニトリホールディングス(9843):4.8%高の6120円。ゴールドマ ン・サックス証券は25日、投資判断「買い」を継続、目標株価を6500円 から6900円に引き上げた。既存店売上高は横ばい圏で推移しており、消 費増税の反動は軽微と指摘。3-8月期の連結営業利益は会社計画 (300億円)を上回る333億円と予想した。15年2月期の連結営業利益予 想は688億円から695億円(会社計画650億円)、来期を740億円から750 億円に増額した。

アンジェスMG(4563):6.6%高の358円。核酸医薬「NF-kB デコイオリゴ」を用いたアトピー性皮膚炎治療薬の国内第2相臨床試験 で、中等症以上の顔面の症状に改善効果を示したと25日午後0時に発表 した。今後は国内第3相臨床試験に移行する。

富士石油(5017):4%高の362円。SMBC日興証券は22日、投 資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に、目標株価を300円か ら450円に引き上げた。LPG船市況をはじめとした堅調な事業環境を 織り込み、15年3月期の実質連結経常利益予想を22億円から45億円、来 期予想は87億円から106億円にそれぞれ上方修正した。

CYBERDYNE(7779):7.5%高の3800円。日本証券金融 は、貸借取引の増担保金徴収措置を解除した。自己取引分の担保金率は きょうから30%となり、短期資金の売買が再度入りやすくなるとみられ た。

アルフレッサホールディングス(2784):1.6%高の6190円。9月 末の株主を対象として1対4の株式分割を実施すると発表。投資単位金 額の引き下げによる 流動性の向上などに期待が高まった。

ファーストエスコ(9514):1.5%安の935円。公募増資と第三者割 当増資で最大約21億円を調達する、と発表した。調達資金は子会社への 投融資資金に充当する。1株価値の希薄化や株式需給の悪化が嫌気され た。

盟和産業(7284):50円(36%)高の190円でストップ高。9月12 日付で東証2部から1部に指定替えになると22日に発表した。同時に1 株当たり1円の記念配当の実施により、年間配当予想を前回の3円から 4円に引き上げた。公募による自己株処分で最大約10億円の調達も発 表。新しい投資家層からの今後の資金流入を見込む買いが膨らんだ。

ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324):6.3%高の4315 円。9月末の株主を対象に1株を3株に分割する、と22日発表した。実 質投資金額の低下による投資家層の拡大や流動性の向上が期待された。

スターティア(3393):7.1%高の1697円。配当性向を10%か ら15%に引き上げる、と22日に発表。これにより、年間配当予想を8 円55銭から12円83銭に上方修正した。株主還元姿勢が好感された。ま た、サーバー関連サービスを提供するエーティーワークスとの業務・資 本提携も発表、エーティーが実施する第三者割当増資を引き受けるほ か、17年3月末までに同社の総発行株式数の25%相当を取得する。

ビーアールホールディングス(1726):80円(20%)高の471円で ストップ高。9月末の株主を対象に1対2の株式分割を実施すると発 表。実質投資金額の低下による投資家層の拡大や流動性の向上が期待さ れた。

ブロンコビリー(3091):3.1%安の3565円。公募増資による新株 発行などで最大約31億円を調達する、と22日に発表した。全額を新規出 店や新工場設立の設備投資資金に充当する。株式の希薄化懸念が嫌気さ れた。

--取材協力:冷澄.

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