黒田日銀総裁:経済についての見通しを変える必要はない

日本銀行の黒田東彦総裁は22日、日 本経済は「4-6月期に大きくマイナスになったが、7月から回復して きている」として、経済見通しを変える必要はないと述べた。

黒田総裁は訪問先の米ワイオミング州ジャクソンホールで記者団に 対し、消費税増税の反動減は少しずつ回復しており、「底流としての動 きはしっかりしている」と評価。その背景として雇用と名目賃金の伸 び、企業の設備投資を挙げ、7-9月の消費はしっかりしたものになる だろうと述べた。企業の収益も好調で設備投資もしっかりしていると指 摘。「内需は基調としてはしっかりしていると思うので、経済について の見通しを変える必要はない」と述べた。

4-6月期の実質国内総生産(GDP)速報値は前期比年率 で6.8%減と、2四半期ぶりのマイナス成長となった。日銀の2014年度 実質成長率の見通し(政策委員の中央値)は1月に1.5%から1.4%へ、 4月に1.1%へ、7月に1.0%に下方修正された。関係者によると、10 月31日に新たに策定する展望リポートで4度目の下方修正となる可能性 がある。

黒田総裁は記者団に対し、物価上昇率2%の目標達成まで今は道半 ばだとして、現在の金融緩和スタンスを継続すると述べた。その上で、 目標達成にリスクが生じることがあればちゅうちょせずに政策の調整を 行うと、これまでの見解を繰り返した。

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