アルゼンチン、次は通貨切り下げか-前回以来最大のペソ下落

デフォルト(債務不履行)を心配し たと思ったら、今度は国内法に準拠した国債への切り替え計画。アルゼ ンチンは次には、今年2度目となる通貨切り下げに踏み切るのではない かとの見方が金融市場で広がっている。

アルゼンチン・ペソは今週に入り1.3%下落し、1ドル=8.3932ペ ソを付けた。1月24日終了週に政府が15%の通貨切り下げを行って以 来、最大の値下がり率。ペソの非公式レートは1ドル=13.95ペソの過 去最安値を記録した。

アルゼンチンでは政府が今週、外貨建て債務を国内法に準拠した国 債に切り替える案を提示して以降、ハードカレンシーの需要が高まって いる。バンク・オブ・アメリカの分析によれば、フェルナンデス大統領 が債務交換を拒否した債権者(ホールドアウト)との交渉で妥結する可 能性は低下したことを、政府案は意味する。デフォルト状態が長引け ば、アルゼンチンは国際市場での資金調達を制限され、政策当局はドル 不足を解消するためにペソ下落容認を迫られる。

ブエノスアイレスの経済リサーチ会社、アベセブ・ドット・コムの エコノミスト、ベレン・オライス氏は「デフォルトに続いてこの切り替 え案が出された現在、1月に交渉が妥結するとの期待は低くなった」と 語る。「こうした展開は通貨切り下げ観測を生む。外貨の流入が滞るか らだ」と述べた。

アルゼンチンのエマヌエル・アルバレス・アギス経済次官は「プロ グラムの導入はしない」と述べ、通貨の再切り下げが近いとの見方を否 定した。「地域経済に恩恵を与えるために為替レートは十分に競争力が なくてはならないが、輸入品高騰につながるため高過ぎるのも好ましく ない」と述べた。

原題:Argentina Devaluation Bets Spur Biggest Drop Since January (1)(抜粋)

--取材協力:Bob Van Voris.

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