米トウモロコシと大豆、豊作予想で貯蔵場所不足を懸念

米イリノイ州ダウンズにあるデニ ス・ウェントワース氏の農場では、トウモロコシと大豆畑が四方に数マ イルにわたって広がっている。過去最高のイールド(単収)に驚きなが ら、同氏はこれだけの穀物をどこに貯蔵すればいいか途方に暮れてい る。

「どの農家も物流管理が大きな課題になるだろう」。ウェントワー ス氏(62)はこれまで、貯蔵施設より増産に向けて投資してきた。150 年にわたって受け継がれている同氏の農場では、数週間以内に収穫が始 まる。今年の生産高は過去最高だった昨年を10%上回る見通しだ。「今 秋には地面の数カ所に穀物が山積みされるだろう」と語る。

ブルームバーグが調査員を対象に調べたところ、農業調査会社プロ ファーマー主催の中西部クロップツアー(実地調査)では、トウモロコ シ生産高が米政府の推計を1%、大豆は1.2%それぞれ上回る可能性が 示される見込み。数カ月にわたり適切な時期に降雨があり天候も穏やか だったことから理想的な環境となり、生育が進んだ。

豊作見通しを背景に、シカゴ市場のトウモロコシと大豆先物相場は 7月に弱気相場入りした。2年前には干ばつの影響で生産高が減少し、 過去最高値に達していた。

原題:Too Much Corn With Nowhere to Go as U.S. Farmers Plan for Record(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE