米国はシリアでフォーリー氏らの救出作戦に失敗していた

米国の特殊作戦部隊がシリアでイス ラム過激派に拘束されたジャーナリストのジェームズ・フォーリー氏ら 米国人の救出作戦を今夏に決行し失敗していたことが分かった。過激派 は当初、身代金を要求していたという。

リサ・モナコ米大統領次席補佐官(国土安全保障・テロ対策担当) の20日の声明によれば、オバマ政権の国家安全保障チームが人質の「危 険は日に日に増している」との結論を出した後、大統領がこの極秘任務 を承認した。

フォーリー氏と契約を結んでいたニュースサイト、グローバルポス トのフィリップ・バルボニ社長は21日の電子メールで、同救出作戦に先 立ち、イスラム過激派からフォーリー氏の雇い主と家族に1億ユーロ (約140億円)の身代金要求があったことを明らかにした。

過激派武装組織「イスラム国」は19日、フォーリー氏を殺害する様 子を撮影した動画をインターネットで公開。米国が今月イラクで空爆を 開始したことを理由に処刑したと説明した。フォーリー氏がいつ殺害さ れたかは不明。

複数の情報当局者によると、人質の拘束場所を把握したとの情報当 局の報告を受け、救出作戦が行われた。しかしその場所に到着した特殊 部隊は過激派の攻撃に遭った上に、人質は既に別の場所に移されていた という。交戦で過激派数人が死亡し、米国側は部隊を輸送した航空機へ の地上からの攻撃で1人が負傷した。同作戦が機密扱いであることを理 由にこれら当局者が匿名で明らかにした。

原題:U.S. Failed at Rescue of Foley in Syria After Ransom Demand (2)(抜粋)

--取材協力:David Lerman、Robert Hutton、Christopher Kingdon、Elizabeth Wasserman、Tony Capaccio.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE