投資銀行の手数料収入、欧州が世界で最も速いペースで拡大

欧州では投資銀行業務の手数料収入 がアジアや米州を上回るペースで増えており、このままいけば7年ぶり の高水準に達する勢いだ。債券・株式発行や英景気の好調が、トレーデ ィング収入の低迷を補って余りある影響をもたらしている。

米調査会社フリーマンが今月集計したデータによると、欧州中東ア フリカの投資銀行業務の手数料収入は1-7月期に前年同期比30%増 の173億ドル(約1兆8000億円)に達した。

フリーマンの推計によると、企業の合併・買収(M&A)が増えて いることで、手数料収入は今年最大35%増となるペースとなってお り、300億ドルを超える可能性がある。そうなれば、396億ドルを記録し た2007年以来の高水準となる。債券・通貨・商品(FICC)トレーデ ィングは落ち込んだままで、バークレイズやクレディ・スイス・グルー プなどは人員削減を余儀なくされているが、株式・債券発行やM&Aは 証券会社にとって明るい分野となっている。

米州とアジア太平洋地域の手数料収入の伸びは1-7月に共に10% となり、欧州の伸びの3分の1にとどまった。規模は米州が314億ド ル、アジア太平洋が96億ドルだった。フリーマンのデータが示した。

原題:Europe Investment Banking Fees Climb Faster Than Rest of World(抜粋)

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