子育てに年39万円、所得の43%-中国のベビーブームは幻か

中国のベビーブームを当て込んだ株 式投資熱が記録的水準に達してから9カ月後、こうした賭けが負け組の 1つになりつつある。金銭面での子育ての負担からほとんどの夫婦が2 人目の子供を持つのを控えているためだ。

中国共産党が昨年11月に「一人っ子政策」を緩和した後、粉ミルク メーカーの合生元国際(バイオスタイム・インターナショナル・ホール ディングス)と雅士利国際の株価は上場来高値を記録。だが両銘柄は今 年、少なくも40%下げている。合生元国際はMSCI中国指数構成銘柄 の中でも下げがきつい。MSCI中国指数は年初来で6.3%高だが、乳 児用紙おむつメーカーの恒安国際集団は8.3%安となっている。

2人目の子供を持つ資格がある中国の夫婦1100万組のうち、5月末 までに許可申請したのはその3%に満たない。国連は中国の人口が2030 年までに減少し始めると予想しており、1970年代後半に導入された産児 制限を緩和することで人口を支えようとする政府の取り組みが危うくな っている。

クレディ・スイス・グループによれば、中国で1人の子供を出産 し18歳まで育てるコストは年約2万3000元(約39万円)と、平均家計所 得の43%に相当する。

中原証券の張剛ストラテジスト(上海在勤)は8日の電話インタビ ューで、「ベビーブーム期待が大き過ぎた。関連銘柄にはまだ、一段と 下落する余地がある」と述べた。

原題:Baby Boom Wagers Go Bust on Child Cost Burden: China Overnight(抜粋)

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