カントリーワイドのモジロ氏提訴へ、住宅ローン問題で米当局

米バンク・オブ・アメリカ (BOA)の住宅金融部門カントリーワイド・ファイナンシャルの共同 創業者、アンジェロ・モジロ氏は、金融危機につながった米住宅バブル の膨張で同社が果たした役割をめぐり、検察当局の激しい怒りから逃れ られない状況にある。

事情に詳しい関係者2人によると、ロサンゼルスの米連邦地検は刑 事責任を問う期限が過ぎて1年余りが経過する中で、モジロ氏とカント リーワイドの他の元社員最大10人を相手取り民事訴訟を起こす準備を進 めている。

モジロ氏(75)はカントリーワイドの株主を欺いたとされる問題に 関連し、6750万ドル(現在の為替レートで約70億円)を支払うことで米 証券取引委員会(SEC)と合意したが、これまでの処分ではこれが最 も重い。報酬調査会社イクワラーによれば、同氏は1999年から2008年ま での間に5億3500万ドルの報酬を得た。高額報酬に比べて制裁金の額が 小さいことは、金融機関幹部が住宅バブル崩壊をほぼ無傷で逃れ、さら に裕福になったという国民の怒りに拍車を掛けている。

同氏の弁護士デービッド・シーゲル氏は「法律と事実に照らして、 アンジェロ・モジロ氏を提訴する正当な、あるいは確固たる根拠は見当 たらない」と述べ、モジロ氏については「銀行や住宅金融会社の幹部の 中で実際に米当局の追及を受けた事実上ただ1人の人物であり、過去最 高レベルの制裁金も既に支払っている」と指摘した。

ロサンゼルスの連邦地検のトム・ムロゼク広報官はコメントを控え ている。

原題:Countrywide’s Mozilo Said to Face U.S. Suit Over Mortgages (1)(抜粋)

--取材協力:Hugh Son.

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