8月20日の米国マーケットサマリー:S&P500種は最高値目前

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。 (表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3262   1.3320
ドル/円            103.79   102.92
ユーロ/円          137.64   137.09


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,979.13     +59.54     +.4%
S&P500種           1,986.51      +4.91     +.2%
ナスダック総合指数    4,526.48      -1.03     .0%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .47%        +.04
米国債10年物     2.43%       +.03
米国債30年物     3.22%       +.01


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,295.20    -1.50     -.12%
原油先物         (ドル/バレル)   96.07     +1.59    +1.68%

◎NY外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場では、ドルがユーロに対し11カ月ぶり高 値に上昇。7月の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録では、想定 より早く利上げが始まる可能性が高まっていることが指摘された。

ドルの動きを示す指数は6カ月ぶり高水準を付けた。議事録によれ ば、当局者らは刺激策からの出口戦略をめぐり合意に近づいた。ニュー ジーランド(NZ)ドルは下落。経済成長が減速しつつあるとの観測が 広がった。JPモルガン・チェースのグローバルFXボラティリティ指 数は6.16%に上昇。7月3日には5.29%と終値ベースで過去最低となっ ていた。

チャプデレーン(ニューヨーク)の為替責任者、ダグラス・ボース ウィック氏は「今回の議事録はまさにターニングポイントだ。金融当局 はハト派バイアスから、よりタカ派バイアスへと移行した」と指摘。 「重要なのは二方向の見方ができるという点だ。当局はハト派寄りにも タカ派寄りにもなり得るということが分かり、ボラティリティの上昇に つながる」と続けた。

ニューヨーク時間午後2時26分現在、ドルは対ユーロで0.4%高の 1ユーロ=1.3266ドル。一時1.3256ドルと、9月13日以来の高値を付け た。対円では0.7%上げて1ドル=103円68銭。一時103円75銭と4月4 日以来の高値に上昇。ユーロは対円で0.3%上げて1ユーロ=137円52 銭。

◎米国株式市場

米株式相場は3日続伸。S&P500種株価指数は終値ベースの最高 値に目前まで迫った。連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では労働 市場の改善が一様でない中、景気刺激を続ける方針が示唆された。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前日比0.3%高の1986.51で終了。一時は1988.57まで上昇し、終値 ベースの最高値1987.98を上回る場面もあった。ダウ工業株30種平均 は59.54ドル(0.4%)高の16979.13ドルで終えた。

シェーファーズ・インベストメント・リサーチ(シンシナティ)の 調査担当バイスプレジデント、トッド・サラモーネ氏は「FOMCは経 済指標が予想よりも速く目標に向かえば利上げ時期が早まると言ってい る」としながらも、「それは依然として『もしも』の話だ」と指摘し た。

◎米国債市場

20日の米国債は下落。米連邦公開市場委員会(FOMC、7月29 -30日開催)の議事録公表を受け、初回利上げが予想より早まるとの観 測が広がった。

5年債利回りは上昇。議事録によると、多くの参加者は雇用増で利 上げが早まる可能性があることを示唆した。イエレンFRB議長は22日 にジャクソンホールで演説する。

キャンター・フィッツジェラルドの金利トレーディング責任者、ブ ライアン・エドモンズ氏は「議事録の要点は予想以上に当局者が積極的 である点だ」と述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによると、ニューヨーク時間 午後2時37分現在、5年債利回りは前日比6ベーシスポイント(b p、1bp=0.01%)上昇の1.63%。10年債利回りは4bp上昇し て2.44%、30年債利回りは2bp上げて3.24%。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は続落。現物価格は一時2週間ぶり安値に 下落した。連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の発表を受けて、市 場では初回利上げの時期が予想より早まるとの観測が広がった。

オッペンハイマーファンズ(ニューヨーク)のチーフエコノミス ト、ジェリー・ウェブマン氏は電話取材に対し、「金融当局の中でタカ 派的な声が強まっている」と指摘。「経済統計の数値はさほど強くはな いが、何らかの強さを見せているのは確かだ」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物12 月限は前日比0.1%安の1オンス=1295.20ドルで終了した。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディ エート(WTI)は反発。先週の米在庫が予想以上に減少したことを受 けて、3営業日ぶりに上昇した。製油所稼働率は5週間ぶりに上昇し た。

ジョン・ハンコック(ボストン)で石油・天然ガス関連の債券ポー トフォリオを運用するマネジングディレクター、アダム・ワイズ氏は 「予想していた減少幅をはるかに超えていた」と指摘。「製油所稼働率 はかなり大きく上昇した。これで原油需要が高まり、価格はそれに応じ た動きとなっている」と続けた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日 比1.59ドル(1.68%)高の1バレル=96.07ドルで終了。9月限はこの 日が最終取引。中心限月となる10月限は59セント(0.6%)高の93.45ド ル。

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