英中銀:3年ぶりに全会一致崩れる、2人が利上げ主張-議事録

イングランド銀行(英中央銀行)は 今月6、7両日の金融政策委員会(MPC)で、政策金利の据え置きを 7対2で決めた。金利をめぐる政策決定はこれまで3年余りにわたり常 に全会一致だった。

20日公表された議事録によると、ウィール、マカファティー両委員 が政策金利を過去最低の0.5%から0.25ポイント引き上げることを主 張。カーニー総裁ら7委員は、尚早な利上げは経済を「ショックに対し 脆弱(ぜいじゃく)」にするとともに債務を抱えた家計を脅かす可能性 があると指摘し、据え置きを支持した。

ウィール、マカファティー両委員は、経済は「政策金利を直ちに引 き上げることを妥当とするのに十分」な状況にあるとした上で、雇用市 場で圧力が高まる可能性に触れ、これに先駆けて行動する必要があると 論じた。0.25ポイントの利上げをしても政策は依然「極度に景気刺激 的」だとも説いた。ウィール委員はカーニー総裁が2013年の就任直後に 導入したフォワードガイダンス(時間軸政策)についても反対票を投じ ていた。

ポンドの対ドル相場は議事録公表後に上昇。ロンドン時間午前9 時36分(日本時間午後5時36分)現在は前日比0.3%高の1ポンド =1.6658ドルで取引されている。

議事録は「直ちに利上げをすることを妥当とするようなインフレ圧 力を示す十分な証拠は依然ないと、メンバーの大半が判断した」とし、 「堅調な賃金上昇が見込めるという確実な証拠が見られるまでは引き締 めを遅らせることが望ましいだろう」としている。

政策の目安としてのスラック(たるみ)の有効性について一部メン バーが疑問視していることも、議事録は示した。カーニー総裁はスラッ クを分析の中心に据えているが、経済に残るスラックの大きさについて MPCメンバーの「見解は広範にわたる」という。

資産購入枠については、3750億ポンド(約64兆4400億円)で維持す ることをメンバー9人全員が支持した。

原題:BOE Officials Split as Weale, McCafferty Seek Rate Increase (1)(抜粋) Bank of England Bank Rate Decision History: Summary (Table) (抜 粋)

--取材協力:Scott Hamilton.

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