今年のジャクソンホール、イエレンFRB議長のここに注目

米ワイオミング州ジャクソンホール で開かれるカンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムでは、イエレ ン連邦準備制度理事会(FRB)議長の労働市場についての基調講演な どに注目が集まる。シンポジウムは21-23日開催、イエレン議長はニュ ーヨーク時間22日午前10時から講演する。

バークレイズの米国担当チーフエコノミスト、ディーン・マキ氏は 議長が労働市場には改善の余地が大いにあるとの見解を繰り返すとみて いる。失業率が米金融当局者の予想より速いペースで低下する中、連邦 公開市場委員会(FOMC)は7月の声明で労働市場の余剰の大きさを 緩和的な政策維持の理由とした。イエレン議長は恐らく「パート労働者 の多さなどを余剰の証拠として挙げるだろう」とマキ氏は述べた。

また、バンク・オブ・アメリカ(BOA)の経済調査グローバル責 任者のイーサン・ハリス氏は、議長が賃金の伸びの緩慢さを取り上げる 可能性があると指摘する。米労働者の平均時給は7月に前年同月比2% の伸びにとどまった。これは、ここ5年の平均的な水準に一致し、2007 年1年間の3.1%を下回る。

賃金の伸びは「弱く改善の兆候もない。FOMCの緩和脱却の遅さ を擁護しようとするならば、これが良い証拠になる」と同氏は述べた。

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁もイエレン議長に続いて講演 する。こちらはユーロ圏経済の弱さの度合いとドラギ総裁が米連邦準備 制度と同様な量的緩和(QE)に踏み込む可能性が高まったかどうかが 注目点。

原題:Jackson Hole Guide: Investors Await Yellen’s View on Labor Slack(抜粋)

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