パスポート・キャピタル、株安見込んだ投資を転換-売買高減で

ジョン・バーバンク氏が創業した米 ヘッジファンド運営会社パスポート・キャピタルは、個別株の空売りを 続けるには状況が厳し過ぎるとの結論に達した。

2007年にサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン市場の 崩壊を見込んだ投資で成功したパスポート・キャピタル(運用資産約39 億ドル=約4000億円)は、4-6月(第2四半期)の顧客宛てレター で、6月に一部の投資で損失を出した後、個別株の空売りは難しいと結 論付けたことを明らかにした。ブルームバーグ・ニュースがコピーを入 手した。

これほど力強い相場上昇は予想していなかった同社は、流動性低下 と売買高の減少に加えて、米連邦準備制度による市場の下支えや企業の 合併・買収(M&A)の増加をその理由として挙げた。

同社は「優れたスキルがあると思っても、今の市場で空売りで利益 を出すのは特に厳しい」と説明した。

しかし逆張り投資家のパスポートにとって、相場下落を見込んだ投 資をあきらめることが答えではない。むしろショートポジションの集中 を減らし、プットオプション(売る権利)などに重点を置く予定だ。

同社の社外広報を担当するASCアドバイザーズのスティーブ・ブ ルース氏は、投資家宛てのレターに関するコメントを控えている。

原題:Passport Shifts Bets Against Stocks as Trading Volume Drops (1)(抜粋)

--取材協力:Lynn Thomasson.

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