遺体袋不足でエボラ出血熱の犠牲者埋葬できず-リベリア北部

リベリアのエボラ出血熱感染が最も 深刻な地域で、犠牲者の一部の死体が遺体袋の不足により埋葬できない 状況になっており、感染拡大抑制に向けた取り組みが一段と困難な状況 に陥っている。

リベリアの保健・社会福祉省がウェブサイトに19日掲載した17日付 の声明によると、ギニアとシエラレオネと国境を接するリベリア北部の ロファ郡では遺体袋が「全くない」状態。同国政府が確保している防護 服や粉末状の塩素、マットレスも少量しかないという。

リベリアは国民1人当たりの医師数が西アフリカ諸国の中で最も少 なく、エボラウイルス感染が拡大している他の3カ国と比較して感染に よる死者が多い。世界保健機関(WHO)によると、物品供給と経験豊 富な医療関係者の不足に加え、医療従事者が防護具を適切に装着してい ない場合もあることが、医療関係者の間での感染につながっている。

WHOのナイカ・アレクサンダー報道官は電子メールで「医療従事 者の不足が深刻だ。治療に当たることのできる医療従事者は限られた人 数しかおらず、感染者への対応が危機的な状況に陥っている。疲労が蓄 積すればミスを犯しやすくなる」と指摘する。

エボラウイルス感染の疑いがあるか感染が確認された患者の治療を 担当する医療従事者は、皮膚が露出しないようゴーグルやゴム製の長 靴、手袋、防護服を装着する必要がある。

保健・社会福祉省が19日発表したところによると、ロファ郡は、リ ベリアで報告された感染例862件のうちほぼ半数を、死者数では481人の うち213人を占めている。ダミーナ・アドバイザーズが今月公表した資 料によれば、人口約440万人のリベリアの医師数は51人となっている。

原題:Body Bag Shortage Means Ebola Dead Can’t Be Buried in Liberia(抜粋)

--取材協力:Makiko Kitamura.

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