債券は続落、円安進行や日銀オペ結果受け-先物は一時146円台割れ

債券相場は続落。先物は一時約2週 間ぶりに146円台割れとなった。円安進行に加え、日本銀行の国債買い 入れオペで需給の緩みが示されたことを受けて売りが優勢となった。

長期国債先物市場で中心限月の9月物は前日比1銭高の146円20銭 で開始し、146円22銭まで上昇した。しかし、午前10時10分の日銀買い オペ通知後には下げに転じ、午後に入ると下げ幅を拡大。一時は145 円96銭と日中取引ベースで7日以来の146円割れとなり、結局は17銭安 の146円02銭で引けた。

マスミューチュアル生命保険運用戦略部の嶋村哲金利統括グループ 長は、債券先物や5年物の金利スワップで売り圧力が強いと指摘。「日 銀の国債買い入れオペの結果が弱かった。昨日の20年債入札は順調な結 果だったものの、結局、余っているという解釈ではないか」と話した。

日本相互証券によると、現物債市場で長期金利の指標となる新発10 年物国債の334回債利回りは前日比横ばいの0.50%で始まり、午前は同 水準で推移した。午後に入ると、水準を切り上げ、1ベーシスポイント (bp)高い0.51%と13日以来の高水準を付けた。

20年物の149回債利回りは午前は横ばいの1.34%と前日に付けた1 年4カ月ぶり低水準に並んでいたが、午後に入ると一時1.355%まで上 昇した。30年物の43回債利回りは0.5bp低い1.65%と7月30日以来の低 水準を付けていたのが、午後は1.66%に水準を切り上げている。

ドイツ証券の山下周チーフ金利ストラテジストは、「きょうの外部 環境は金利がさらに下がるような材料に乏しいが、引き続き需給が相場 を支える部分が大きい」と話した。

20日の東京外為市場で円は1ドル=103円26銭と4月上旬以来の水 準まで下落した。円は対ユーロでも安く、一時1ユーロ=137円36銭近 辺まで下げた。

日銀がきょう実施した長期国債買い入れオペ4本(総額6300億円) の結果によると、残存期間1年超3年以下、3年超5年以下、25年超の 応札倍率は前回から上昇した。半面、10年超25年以下は低下した。

--取材協力:船曳三郎.

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