TOPIXが8日ぶり小反落、連騰重しで金融売り-円安支え

東京株式相場は、TOPIXが小幅 ながら8営業日ぶりに反落。連騰による高値警戒感からの売りに押さ れ、その他金融や保険など金融株、電力や建設、非鉄金属株などが安 い。半面、米国住宅統計の改善や地政学リスクの後退、為替の円安推移 は終日相場の下支え要因となった。

TOPIXの終値は前日比0.65ポイント(0.1%)安の1279.64。日 経平均株価は4円66銭(0.03%)高の1万5454円45銭と、小幅に8日続 伸した。

しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長は、「欧米 株高、為替も円安で状況は悪くないが、連騰の中で利益確定売りも出て きている。日経平均1万5500円をいったん上値のめどとみている投資家 が多いのではないか」と言う。

経済統計の堅調、地政学リスク懸念の後退から上昇した前日の欧米 株の流れを受け継ぎ、きょうの日本株は続伸して開始。米商務省が19日 に発表した7月の住宅着工件数は、109万戸と前月の94万5000戸か ら15.7%増え、市場予想の96万5000戸も上回った。地政学リスクをめぐ っては、ロシアのプーチン大統領が関税同盟の首脳らとウクライナのポ ロシェンコ大統領、欧州委員会代表らが集まる26日の会議に出席する。

また、きょうのドル・円相場は一時1ドル=103円20銭台と4月7 日以来、およそ4カ月半ぶりの円安水準を付けた。米統計の堅調などと ともに、為替の円安はきょうの日本株の支援材料になったが、連騰によ る高値警戒感、週末の米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長 講演に対する様子見姿勢などから、朝方の買い一巡後は失速。午後もこ う着感を強めた。

東証1部33業種はその他金融や保険、電気・ガス、建設、非鉄、証 券・商品先物取引、陸運、医薬品、鉄鋼など23業種が下落。情報・通 信、海運、サービス、ゴム製品、鉱業、化学など10業種は高い。

売買代金上位ではアイフル、コロプラ、熊谷組、中外製薬、オリッ クス、大成建設、NEC、鹿島、T&Dホールディングスは安い。

一方、月次売上高の増加とJPモルガン証券の投資判断引き上げを 受けた日東電工が高く、米鉄鋳物会社を買収する日立金属も上昇。ま た、共同通信の19日付報道によると、JR東日本は国土交通省の交通政 策審議会の会合で、都心と羽田空港を結ぶ新線建設構想を明らかにし た。JR東日本が大株主の東鉄工業も買われ、終盤に失速したものの、 鉄建は売買代金トップでプラスを維持した。このほかソフトバンク、 NTT、ケネディクス、ヤフー、セイコーエプソンも高い。

東証1部の売買高は18億3270万株、売買代金は1兆5636億円。値上 がり銘柄数は770、値下がりは861。

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