8月19日の米国マーケットサマリー:S&P500種最高値に接近

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。 (表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3323   1.3364
ドル/円            102.88   102.57
ユーロ/円          137.07   137.07


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,919.59     +80.85     +.5%
S&P500種           1,981.60      +9.86     +.5%
ナスダック総合指数    4,527.51     +19.20     +.4%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .43%        +.01
米国債10年物     2.40%       +.01
米国債30年物     3.21%       +.01


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,296.70    -2.60     -.20%
原油先物         (ドル/バレル)   94.67     -1.74    -1.80%

◎NY外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場では、ドルがユーロに対し9カ月ぶり高 値に上昇。7月の米住宅着工件数が8カ月ぶり高水準となったことに反 応した。

ブルームバーグ・ドル・スポット指数は約2週間ぶり高水準に上 昇。経済成長の加速で、金融当局が来年利上げに動くとの観測が広がっ た。ポンドは対ドルで4カ月ぶり安値。英国のインフレ減速に反応し た。中国人民元は5カ月ぶり高値に上昇。中国の製造業活動拡大が指標 で示されるとの見方が相場を押し上げた。

USフォレックスのディーラー、レノン・スウィーティング氏(サ ンフランシスコ在勤)は「住宅着工件数を受けてドルはきょう若干上げ ている」とした上で、「この統計を受けて最も納得がいくのは、利上げ 時期の前倒しを示唆するということだ」と続けた。

ニューヨーク時間午後3時16分現在、ドルは前日比0.3%高の1ユ ーロ=1.3319ドル。一時昨年11月7日以来の高値を付けた。対円で は0.3%上げて1ドル=102円91銭。ユーロは対円でほぼ変わらずの1ユ ーロ=137円07銭。

主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポ ット指数は0.3%上げて1023.62。一時8月6日以来の高水準を付けた。

◎米国株式市場

米株式相場は続伸。S&P500種株価指数は最高値に近づいた。予 想を上回る決算を背景に小売株が上げた。インフレ圧力が引き続き抑制 されていることを示す統計や住宅着工件数の増加が買い材料となった。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前日比0.5%高の1981.27で終了。最高値まであと0.3%に迫った。 ダウ工業株30種平均は80.85ドル(0.5%)高の16919.59ドルで終えた。 ナスダック総合指数は0.4%上昇し、2000年以来の高値となった。アッ プルは100.53ドルと終値ベースの最高値を更新した。

マウント・ルーカス・マネジメントの社長兼最高投資責任者 (CIO)、ティム・ラデロー氏は「この強気相場を通じて見られたよ うな強さ、つまり地政学的な出来事を乗り切る能力が今週は戻った」と 指摘。「この日発表された統計は力強かったが、素晴らしいというわけ でなかった。それは本当に強い経済成長がプラス材料にならない環境で はパーフェクトだ」と述べた。

◎米国債市場

19日の米国債は30年債利回りが上昇。イエレン米連邦準備制度理事 会(FRB)議長による今週のジャクソンホールでの演説を前に、投資 家は初回利上げの時期を見極めようとしている。

米国債利回りは一時低下する場面もあった。米消費者物価が7月に 5カ月ぶりの低い伸びを示したことが背景。当局が利上げを漸進的に進 める時間的な余裕を得るとの見方が強まった。

レイモンド・ジェームズ・アンド・アソシエーツの債券責任者、ケ ビン・ギディス氏は「今週はジャクソンホールの会合とイエレン議長の 言葉に注目が集まるだろう」と述べ、「投資家は当局が雇用市場の動向 を重視すると考えている」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後3時8分現在、30年債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)上昇の3.22%。同年債(表面利率3.125%、2044年8 月償還)価格は11/32下げて98 1/4。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は3営業日続落。米国の消費者物価指数 (CPI)でインフレ圧力が抑制されていることが示されたほか、住宅 着工件数が増加したことを背景に、代替投資の買いが減退した。

アーチャー・フィナンシャル・サービシズのシニア市場ストラテジ スト、ブレーク・ロッベン氏(シカゴ在勤)は電話インタビューで 「CPIの数字はインフレが加速しておらず、インフレヘッジの必要が ないことを示している」と指摘。「良好な経済指標は米金融当局に利上 げをするための自信を与える」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物12 月限は前日比0.2%安の1オンス=1296.70ドルで終了した。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディ エート(WTI)は大幅続落し、7カ月ぶり安値。最終取引を明日に控 えた9月限を売って、割安の期先物を買う動きが活発になった。

みずほセキュリティーズUSA(ニューヨーク)の先物部門ディレ クター、ボブ・ヨーガー氏は電話取材に対し、「誰も9月限に関心は抱 いていない」と指摘。「現物が必要でないなら売りだろう。最終取引が 近づくここ数日はスプレッド取引が盛んだった」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日 比1.93ドル(2%)安の1バレル=94.48ドルで終了。終値ベースで1 月17日以来の安値。中心限月となる10月限は89セント安の92.86ドル。

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