ウクライナ軍、東部での親ロ派制圧を継続-外交努力が活発化

ウクライナ政府軍は20日、同国東部 で親ロシア派武装勢力に対する攻勢を続けていると発表した。こうした 中、ウクライナとロシアの両首脳が来週に直接協議するなど、戦闘終結 への外交努力が活発化している。

ウクライナ国家警備隊がウェブサイトに掲載した声明によれば、同 警備隊の兵士がイロバイスク市を制圧した。リシェンコ軍報道官はキエ フで、過去24時間に政府軍の9人が死亡、22人が負傷したことを明らか にした。ドネツク当局によれば、同地域での民間人への被害は死者34 人、負傷29人。

欧州の政治指導者らは2000人以上の犠牲を出した紛争の終結に向け 取り組んでいる。ロシアのプーチン大統領は26日にベラルーシの首都ミ ンスクで開かれる関税同盟の会合に出席する予定で、この際にポロシェ ンコ・ウクライナ大統領と会談すると、ロシア紙コメルサントが20日報 じた。

ドイツのメルケル首相は23日にウクライナを訪れ、キエフでポロシ ェンコ大統領と会談する。同大統領はさらに30日にブリュッセルで開催 の欧州連合(EU)首脳会議に臨んだ後、来月4日に英国で開かれる北 大西洋条約機構(NATO)首脳会議にも参加する。

シュタインマイヤー独外相はロシアとウクライナが共に姿勢を軟化 させ、停戦への道筋を探っているとの認識を示し、「戦闘当事者間の協 議を促進させる新たなアプローチを開始する段階にある。全く成功の見 込みがないわけではないとの印象を持っている」とZDFテレビのイン タビューで語った。同相はロシアとウラクイナ外相に17日のベルリンで の会談の機会を設定した。

リシェンコ報道官は、赤十字国際委員会(ICRC)がウクライナ 東部への支援物資を積んだロシアのトラックの安全確保に関する保証を まだ得られないと発言。ロシア外務省はこの日、ロシアとICRCはト ラック団の移動開始に関し大筋で合意に達したと発表した。

原題:Ukraine Gains Against Rebels in East as Diplomacy Intensifies(抜粋)

--取材協力:Scott Rose、Leon Mangasarian、Volodymyr Verbyany.

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