欧州債:ドイツ債が反発、刺激策継続との観測で一段安に警戒感

19日の欧州債市場ではドイツ国債が 上昇。世界の主要中央銀行が刺激策を継続するとの見通しに照らし、前 日の値下がりは行き過ぎとの見方が広がった。

ドイツ10年債利回りは一時1%を割り込んだ。この日の英経済統計 で、7月のインフレ鈍化が示された。先週の統計によると、ユーロ圏の 4-6月(第2四半期)はゼロ成長でインフレ率はほぼ5年ぶりの低水 準。前日はウクライナ情勢の緊張が和らぎ、ドイツ債利回りは5月以来 の大幅上昇となった。

この日のポルトガル国債は8営業日続伸。同国の憲法裁判所が緊縮 策の一部を合憲とした先週の判断について、格付け会社フィッチ・レー ティングスがプラスの評価を示した。

DZバンク(フランクフルト)のユーロ圏市場ストラテジー責任 者、ダニエル・レンツ氏は「これまで数日間の相場動向を振り返れば、 極めて妥当な動きだ」と述べ、「市場は適正価値を見いだそうとしてい るようで、その水準はドイツ国債利回りで1%前後なのだろう。ユーロ 参加国全ての国債が同じ方向に動いており、強い連関性があるようだ」 と続けた。

ロンドン時間午後4時17分現在、ドイツ10年債利回りは前日比2ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1%。前日は6bp上 昇と、5月21日以来の大きな上げだった。今月15日には0.951%と、こ れまでの最低を付けた。同国債(表面利率1.5%、2024年5月償還)価 格はこの日、0.14上げ104.62。

ポルトガル10年債利回りは9bp低下し3.40%。6月16日以来の低 水準となる3.38%まで下げる場面もあった。

原題:German Bonds Gain as Selloff Seen Excessive With Stimulus Intact(抜粋)

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