日立金属:世界最大の鉄鋳物メーカー買収、1334億円で完全子会社化へ

日立金属は19日、世界最大の鉄鋳物 メーカー、米ワウパカ・ファウンドリー(ウィスコンシン州)の全株式 を取得することで合意したと発表した。取得額は13億ドル(約1334億 円)。同社の企業の合併・買収(M&A)案件では過去最大となる。ワ ウパカが展開する北米での自動車向けを中心とした鉄鋳物需要は今後も 安定的に推移すると見ており、買収により事業拡大を図る。

株式取得日は10月の予定。ワウパカの全株式を保有するワウパカ・ ファウンドリー・ホールディングスの全株式を投資ファンドから取得す る。業績への影響は第2四半期決算発表時に公表する予定。

同日都内で会見した日立金の小西和幸会長は今回の買収について 「日立金属の基盤事業として大きく貢献する」と述べた。買収資金は借 入金と手元資金を充当するとして、公募増資による資金調達は検討して いないと語った。また、引き続きM&Aを検討していくとも述べた。

日立金の鋳物事業は日本、北米、韓国の3拠点で年間生産能力は19 万2000トン。14年3月期の売上規模は450億円。これに対して、ワウパ カは米国に6工場を保有し、生産能力は157万トン、売上高は17億3500 万ドル(約1780億円)と大きく上回る。日立金属は高付加価値製品を手 掛け、日系や欧米自動車メーカーが主要顧客。一方、ワウパカは多量生 産品で北米の自動車や農業・産業・建設機械メーカーを顧客に持つ。

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