スイス中銀:フラン上限維持へ、ユーロ圏景気停滞で-調査

スイス国立銀行(中央銀行)はスイ ス・フランについて設定している相場上限を依然として維持するとエコ ノミストらはみている。ユーロ圏の景気回復になかなか弾みがつかない ことが背景。

ブルームバーグがエコノミスト23人を対象に行った月間調査では、 スイス中銀が1ユーロ=1.20スイス・フランの上限を少なくとも2016年 に入るまでは維持するとの予想が4分の3余りに達した。来年の解除を 予想したエコノミストは1割にも満たなかった。

ユーロ圏が債務危機に見舞われていた3年前、スイス中銀はデフレ のリスクやリセッション(景気後退)に言及し、フラン相場の上限を設 定。4-6月(第2四半期)のユーロ圏の景気回復はもたついており、 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は金利が長期にわたり現行水準に とどまると説明している。

チューリヒ州立銀行のエコノミスト、デービッド・マーメット氏は 「ECBが利上げしない限り、スイス中銀もまた何もできない」と述べ た。

今回の調査によると、回答者の39%がスイス中銀は最も早いケース で16年にフラン相場の上限を撤廃すると予想。17年以降の解除を見込ん でいる割合は44%に達した。スイスの金融当局者は上限が維持されてい る限り利上げしないと説明してきている。

原題:SNB to Cap Franc Until 2016 as Euro Area’s Recovery on Hold(抜粋)

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