ジャナ、株安に備えるプロテクション40億ドル超相当を購入

投資家バリー・ローゼンスタイン氏 率いるヘッジファンド運営会社ジャナ・パートナーズは、株式相場下落 に備えるプロテクション40億ドル(約4100億円)超相当を4-6月(第 2四半期)に購入した。市場が比較的落ち着いている状況を利用し割安 なコストで取得した。

米当局に先週提出した届け出によると、ジャナ(運用資産約100億 ドル)はS&P500種株価指数に連動する上場投資信託(ETF) 「SPDR・S&P500ETFトラスト」1180万口のプットオプション (売る権利)を保有。同社はエクソンモービルをはじめとする大手石 油・ガス会社45社前後を組み入れたETF「エナジー・セレクト・セク ターSPDRファンド」のプットオプションも持っている。

株式を取得した後に株主価値拡大に向けた措置を講じるよう経営陣 に促すことで知られるジャナは、4-6月期についてまとめた投資家宛 て書簡で「ボラティリティの後退を利用してプロテクションを購入し た」と説明。プットオプションはあらかじめ決められた価格で証券や商 品を売却する権利で、対象となる銘柄が値下がりすると価値が高まる。

ジャナのパートナー、チャールズ・ペナー氏は書簡や同社の保有に ついてコメントを控えた。

恐怖指数として知られるシカゴ・オプション取引所(CBOE)の ボラティリティ指数(VIX)が過去最低水準付近で推移する中、プロ テクションコストは6月末にかけて低下。地政学的な緊張の高まりで VIXは6月末から8%上昇し12.5となったが、過去10年間平均の約20 を依然として下回っている。

原題:Jana Bought $4 Billion of Protection as Volatility Waned (1)(抜粋)

--取材協力:Lynn Thomasson.

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