青々と茂った牧草、米牛肉供給の回復示唆-干ばつの影響収束

米ミズーリ州オーロラでグレン・コ ープさんが運営する2000エーカーの牧場。牧草の色の変化とともに、米 国の牛肉供給に回復の兆しが芽生えつつある。

「青々と茂っている。雨がとても多い。今年はこれまでのところ、 牛の飼育数を再び増やし、売却分の補充を検討できるような状況だ」。 子牛の飼育を手掛けて4代目のコープさん(35)は、膝の高さまで伸び た牧草についてそう語る。

世界最大の牛肉生産国である米国は2012年に干ばつに見舞われ、国 内の牛の飼育数は63年ぶりの低水準に落ち込んだ。現在では牧草の状態 はほぼ回復している。家畜供給の減少を改善するには数年を要するが、 牛肉価格が過去最高水準に上昇したことに加え、割安な飼料が利用しや すくなったことが、一部の畜産業者にとって飼育数を増やし始める動機 になっている。

牛肉価格が今年、豚肉を除く食品群の中で最大の上昇率を示すと米 政府は予想している。牛肉生産が回復すれば価格上昇が抑制される可能 性がある。7月に過去最高値に達したシカゴ市場の生牛先物価格が既に 変化の兆しを示唆している。月間ベースの先物価格は8月に、干ばつの ピーク前以降で最大の下落率を示す可能性が高まっている。価格が下落 すれば、高級ステーキハウスチェーンの米ルースズ・ホスピタリティ・ グループや食品加工会社のホーメル・フーズなどの実需業者のコストが 低下しそうだ。

原題:Greener Pastures Signaling U.S. Beef Supply Rebound: Commodities(抜粋)

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