ウクライナ4者会談は膠着、軍事解決では進展ないとロ外相

ウクライナをめぐるロシアとフラン ス、ドイツ、ウクライナの4者会談は膠着状態に陥った。解決策はまと まらず、人道支援物資の引き渡しについてのみ進展があったと、ロシア のラブロフ外相が述べた。

ウクライナ政府軍は同国東部で親ロシア派分離主義者と数カ月にわ たり戦っている。この危機はウクライナ政府が無条件停戦に合意し軍を 撤退させない限り終息しないと、ラブロフ外相が4者会談後にベルリン で記者団に語った。ルガンスク州へのロシアからの支援物資は近く届け られるだろうとも述べた。

ウクライナ政府が「軍事的な解決を目指し、自国民に対する軍事的 勝利を政権の強化に利用する限り、現在われわれがやろうとしているこ とに何の意味もないと考える」とラブロフ外相は述べた。

カーネギー国際平和財団欧州センター(ブリュッセル)のディレク ター、ヤン・テシャウ氏は「ロシアはベルリン会談で時間稼ぎをしてい る側面もあるが、幾分の緊張緩和も望んでいる。ロシアはウクライナへ の影響力を保持するため紛争が続くことを望んでいる一方で、紛争が制 御不能になることは望まない」と解説した。

北大西洋条約機構(NATO)の外交当局者はブリュッセルで、東 部の加盟国に大規模な戦闘力を配備することはしないと述べた。匿名を 条件に記者団に語った。

ラブロフ外相はロシアとウクライナの国境の管理には進展があった と述べた。ウクライナ政府はロシア側からの砲撃を受けているとし、ロ シアがウクライナの武装勢力に武器と人員、資金を供給していると主 張。分離主義者が戦闘をやめれば停戦を宣言するとしている。

若干の進展

ウクライナのクリムキン外相は、ベルリン会談が「若干の進展」を もたらしたとしながらも、ロシアに言行一致を呼びかけた。「ロシアは 少なくとも半分は本音で国境について協議する用意があるものの、武装 勢力への影響力行使で責任を果たすことについて話そうとはしない」と 述べた。

ドイツ外務省のシェーファー報道官は18日、クリムキン、ラブロフ 両外相は「真剣に意見を交わした」と述べた。独政府のウィルツ報道官 によれば、メルケル独首相はウクライナのポロシェンコ大統領の招きに 応じて今週ウクライナを訪れることを検討している。

ラブロフ外相によれば、ロシアとウクライナの協議は向こう数日間 継続される。

原題:Ukraine Talks Hit Wall as Russia Sees Only Progress on Aid (3)(抜粋)

--取材協力:Priyanka Sharma、Birgit Jennen、Hans Nichols、Anton Doroshev、Rainer Buergin、Daryna Krasnolutska、Leon Mangasarian.

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