欧州債:ドイツ債、5日ぶり下落-ウクライナやイラク情勢で

18日の欧州債市場ではドイツ国債が 下落し、10年債利回りは5営業日ぶりに上昇。ウクライナやイラクでの 地政学的緊張が和らぎ、比較的安全とされる国債の需要が後退した。

フランスとオランダの国債も、米国債に追随して下げた。ウクライ ナとロシアの外相が協議したほか、イラク北部でクルド人部隊がイスラ ム過激派に対する攻勢を強めたことが背景。アイルランド10年債は一 時、過去最低まで下げた。同国の格付けをフィッチ・レーティングス が15日に「A-」とし、それまでの「BBB+」から引き上げた。

INGグループの債券ストラテジスト、アレッサンドロ・ジアンサ ンティ氏は「先週金曜日にドイツ国債が上げたのは、もともと不安定な 地政学的出来事によるものだった」と指摘。「この日の売りについて は、地政学的リスクの後退に伴う利益確定の動きだ」とも述べ、ドイ ツ10年債利回りは年末までに1.15%に上昇する公算が大きいとの見方を 示した。

ロンドン時間午後4時20分現在、ドイツ10年債利回りは前週末比6 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.01%。15日には過 去最低となる0.951%まで下げた。同国債(表面利率1.5%、2024年5月 償還)価格はこの日、0.57下げ104.49。

フランス10年債利回りは7bp上昇し1.41%、同年限のオランダ国 債利回りも7bp上げて1.20%となった。

アイルランド10年債利回りは2bp上げ2%。一時は4bp低下 の1.949%と、ブルームバーグが1991年にデータ集計を開始してからの 最低を付けた。

原題:German Bunds Drop for First Time in Five Days Amid Ukraine Talks(抜粋)

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