米強気相場に衰え-S&P500の上昇1%とバークレイズ予想

ここ5年で年率17%を上回っている S&P500種株価指数構成企業の増益率は鈍化し、長期化した強気相場 の中で投資リターンは低下する公算が大きい。ロイトホルト・グループ とバークレイズがこう指摘した。

ロイトホルトのダグ・ラムジー最高投資責任者(CIO)は、増益 率が1929年以降の通常ペースに戻り、年率25%に近い株価上昇率は向こ う10年で3%まで低下すると予想。バークレイズのジョナサン・グリオ ナ氏は、海外市場での需要が少な過ぎるため、S&P500種が今後年末 までに1%を超えて上昇することは見込めないと話す。

ラムジー氏もグリオナ氏も強気相場の終了を予想してはいないもの の、2年余りにわたってほぼ途切れなく上昇してきた市場についてのセ ンチメントを示す指標は下向きに転じている。バンク・オブ・アメリカ (BOA)が今月1-7日に運用担当者224人を対象に実施した調査に よると、向こう3カ月の相場下落に備えてヘッジ取引を行っているとの 回答は全体の約27%と、2008年以来最高だった。

13日の電話インタビューでラムジー氏は、「企業収益は09年当時ほ ど落ち込んではいない。今の水準から平均を上回る利益成長になると想 定するのは危険だ」と指摘した。

S&P500種は先週、前週末比1.2%高の1955.06で終了。ウクライ ナ情勢が緊迫化したものの、景気減速の兆しを受けて事実上のゼロ金利 政策が長期化するとの観測が強まった。同指数は7月24日に付けた終値 ベースの最高値1987.98から1.7%下落した水準にある。

原題:Bull Market Waning for Leuthold as Barclays Sees 1% S&P 500 Gain(抜粋)

--取材協力:Callie Bost、Jacob Barach.

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