きょうの国内市況(8月18日):株式、債券、為替市場

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●日本株は小幅に6日続伸、中外薬急騰が押し上げ-地政学リスク重し

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東京株式相場は小幅に6日続伸。親会社のスイスのロシュによる完 全子会社化観測で中外製薬が急騰し、TOPIX、日経平均株価の押し 上げ寄与度でトップだった。任天堂などその他製品株、国際原油市況の 反発を受けた鉱業株も高い。

TOPIXの終値は前週末比0.58ポイント(0.1%)高の1271.26、 日経平均株価は4円26銭(0.03%)高の1万5322円60銭。

三井住友信託銀行の瀬良礼子マーケット・ストラテジストは、「景 気、業績、地政学リスクとあらゆる面で不透明感が残る。リスクをどん どんと取れる状況ではない」と指摘。また今週は、ジャクソンホールで のイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演も控え、「動き にくい」とも話している。

投資家は方向感を持った売買を手控えており、東証1部の売買高 は15億5242万株、売買代金は1兆3613億円。代金は前週末に続いて1 兆3000億円台にとどまり、4月21日(1兆3074億円)以来の少なさだっ た。値上がり銘柄数は1026、値下がりは636。

東証1部33業種はその他製品や鉱業、医薬品、空運、石油・石炭製 品、建設、食料品、化学、海運、卸売など17業種が上昇。鉱業は、15日 のニューヨーク原油先物が1.9%高と反発したことが支援材料となっ た。医薬品では、中外薬が急騰。親会社のスイスのロシュが中外薬株の 未保有分を約100億ドルで取得、完全子会社化する方向で協議している とブルームバーグ・ニュースが15日に報じた。

半面、金属製品や不動産、ゴム製品、水産・農林、精密機器、パル プ・紙、非鉄金属、証券・商品先物取引、情報・通信、鉄鋼など16業種 は安い。

●債券上昇、長期金利0.5%割れ-米債高や20年債入札順調との見方で

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債券相場は上昇。前週末に米国10年債利回りが1年2カ月ぶり低水 準に達したことを受けて買いが先行し、長期金利は0.5%を割り込ん だ。あす実施の20年債入札が順調になるとの見方も相場を支えた。

みずほ証券の末広徹マーケットエコノミストは「今は地政学的リス クが一番の焦点であるため、日本の債券市場は米欧金利の反応を見てか ら、翌日あらためて消化する」展開だと説明。「足元の水準が適切だと の見方は少なく、高値警戒感は引き続き根強い」が、当面は低金利環境 が続く可能性が高いと予想した。

日本相互証券によると、現物債市場で長期金利の指標となる新発10 年物国債の334回債利回りは前週末比0.5ベーシスポイント(bp)低 い0.495%で開始し、その後も同水準で推移した。15日には一時0.495% と2013年4月8日以来の0.5%割れとなったものの、その後は0.50%に 戻して取引を終えていた。

20年物の149回債利回りは1bp低い1.345%と、新発としては昨年4 月10日以来の低水準。30年物の43回債利回りは1bp低い1.66%。

●ドル・円は102円前半、米金融政策見極め-地政学的リスクくすぶる

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東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=102円台前半で推 移。週後半にかけて米金融政策の先行きを見極めるための材料を控え て、ドルの上値は限定的となった。

午後3時5分現在のドル・円相場は102円35銭付近。ドルは朝方に 付けた102円45銭を上値に、午後にかけてじりじりと水準を切り下げ た。前週末の海外市場では一時102円72銭と、5日以来の水準までドル 高・円安が進行。その後は地政学的リスクが警戒され、102円14銭まで 円が水準を切り上げた。

バークレイズのミツル・コテチャ氏(シンガポール在勤)は、「ド ルの下押し圧力が続いている」とした上で、米連邦準備制度理事会 (FRB)のイエレン議長がハト派的な発言をするとの見方や物価の安 定見通しが背景にあると説明。米金利の低下も相まって、目先はドルの 上値が抑えられやすいとみている。

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