きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

中外製薬(4519):先週末比15%高の3825円。スイス製薬大手のロ シュが中外薬の株式の未保有分約40%を取得し完全子会社化する方向で 協議と16日のブルームバーグ・ニュースが報じた。関係者によると取得 額は約100億ドル(約1兆260億円)。野村証証券では、完全買収を考え るとすれば、アクテムラ(抗リウマチ薬)、アレセンサ(肺がん治療 薬)などの開発力を評価した可能性があると指摘した。

任天堂(7974):4%高の1万1740円。テクノロジー関連ブログの エンガジェットが、任天堂が出資するトレーディングカードゲーム「ポ ケモン」のオンライン版が年内に米アップルのiPadでも遊べるよう になる、と伝えた。また、任天堂は主力ゲームソフト「マリオカート 8」が米国で100万本以上売り上げたほか、ほかの地域でも好調だとし ている。

東京エレクトロン(8035):4.3%高の6975円。同社と経営統合す る予定の米アプライド・マテリアルズは米国時間14日取引終了後に決算 を発表し、15日株価終値は6.3%高と5月16日以来の上昇率を記録し た。岩井コスモ証券の斎藤和嘉アナリストは、アプライド株急騰を受け て統合時に予定されている株式交換比率に沿って東エレクの理論株価が 高くなっていると電話取材で話した。

ファンコミュニケーションズ(2461):13%安の1343円と、東証1 部値下がり率1位。7月売上高速報値は前年同月比27.7%増だった。た だ、伸び率は6月の4割超増加から鈍化した。

アコム(8572):3.7%安の367円。クレディ・スイス証券は投資判 断を「中立」から「アンダーパフォーム」に引き下げた。利息返還損失 引当金の積み増し可能性が高まると予想し、目標株価を従来の342円か ら317円に引き下げた。

日立国際電気(6756):3.7%高の1535円。ゴールドマン・サック ス証券では投資判断の「買い」を強調し、「コンビクション・バイ(強 い買い推奨)リスト」に採用した。DRAM需給ひっ迫で最大手のサム スン電子ほか競合メーカーも設備投資に動く公算大と指摘。目標株価 は1580円から1800円に引き上げ。

東京建物(8804):2.9%高の887円。三菱UFJモルガン・スタン レー証券では、投資判断を「アンダーパフォーム」から「アウトパフォ ーム」に2段階上げた。保有不動産の価値をベースにNAV(不動産時 価ベース純資産)を計算し、現株価が割安と判断。東京・京橋の大型ビ ル「東京スクエアガーデン」など都心物件を中心に賃料上昇を期待する などとしている。

カルビー(2229):5.7%高の3595円。UBS証券は投資判断「買 い」で調査を開始した。業界トップの売り上げ成長力と恒常的コストダ ウンで今後3年間の1株利益は年平均20%の高成長と予想。15年3月期 営業利益予想は250億円(会社計画225億円)、来期は298億円とした。 目標株価は3900円。

日本エンタープライズ(4829):80円(34%)高の316円とストッ プ高。スマートフォンを活用した企業の内線電話網を構築するアプリ 「AplosOneソフトフォン」を開発、きょうから販売を開始すると発表し た。東証1部値上がり率1位。

グリー(3632):4.2%安の832円。三菱UFJモルガン・スタンレ ー証券は投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に引き下げ た。既存タイトルの減衰が始まったほか、ネイティブゲームでのヒット タイトル創出は簡単ではないと分析。15年6月期営業利益予想を280億 円から194億円、来期を254億円から161億円にそれぞれ減額。

アクセル(6730):7.1%高の1703円。15年3月期営業利益見通し を10億5000万円から前期比30%減の13億5000万円に増額修正した。パチ ンコ・パチスロ機市場向けメモリモジュール製品やLEDドライバ LSIの販売が想定上回ったことなどが要因。

パーク24(4666):2.4%安の1898円。主力事業のタイムズ駐車 場の7月売上総利益は前年同月比7.5%減の25億3200万円だった。立花 証券の下川寿幸アナリストは、売上総利益が市場コンセンサスよりやや 弱いと電話取材で指摘した。

日本航空電子工業(6807):4%高の2371円。三菱UFJモルガ ン・スタンレー証券では目標株価を1900円から3000円に引き上げた。主 力のコネクタはスマートフォンやタブレット、車載などの分野の顧客層 拡大が勢いを増していると指摘。15年3月期営業利益予想を168億円か ら215億円(会社計画203億円)に増額した。投資判断は「アウトパフォ ーム」継続。

昭文社(9475):4.6%高の676円。企業の投資・育成などを手がけ るウィズ・パートナーズと、訪日観光客に情報提供するインバウンド事 業のうちアジア諸国を中心とした事業で業務提携すると発表。転換社 債10億円を発行し、ウィズが業務執行組合員を務めるファンドに割り当 てる。

ミスミグループ本社(9962):1.3%高の3235円。野村証券は目標 株価を3180円から3720円に引き上げた。国内と中国の売り上げが予想以 上に好調と指摘し、15年3月期営業利益予想を230億円(会社計画205億 円)に増額した。投資判断は「買い」を継続。

--取材協力:冷澄.

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