リベリアのエボラ熱診療所、襲われる-抑制取り組み困難に

リベリアの首都モンロビアでエボラ 出血熱感染の疑いがある患者を治療している診療所が一部の住民に襲わ れ、ウイルス感染拡大抑制に向けた取り組みは一段と複雑なものとなり つつある。

モンロビアでカトリック系ラジオ局を運営するフランク・セインワ ーラ氏は電話インタビューで、患者らが群衆に「紛れ込み」、一部は戻 って来なかったと語った。AP通信は、ウエストポイント地区にある同 診療所から血液の付着したマットレスが武装した男性たちによって盗ま れたと報じた。同氏は「ウエストポイント地区の住民たちは、新設され たエボラ隔離センターに設置するマットレスを手に入れるために診療所 にやって来た」と指摘する。

西アフリカ地域は国境の警備を強化しており、感染が拡大している 一部の国々への航空機の乗り入れが停止されるなど、隔離の動きが強化 されている。民間非営利団体(NPO)「国境なき医師団」の幹部は感 染拡大の抑制には数カ月間を要するとの見通しを示しており、世界保健 機関(WHO)は医療関係者の報告に基づいた感染者数と死者数は過小 評価されているとの見方を示した。

これまでに12件のエボラ出血熱感染例が確認されているナイジェリ アは16日、約200人を監視下に置き、感染拡大の抑制を目指していると 発表した。西アフリカでの感染による死者は1100人を超えた。

ナイジェリアは、ギニアやリベリア、シエラレオネに次ぎ感染が報 告された4番目の国。WHOによると、西アフリカ全体の感染者は少な くとも2100人に上っている。

原題:Liberia Ebola Center Attacked, Straining Containment Efforts(抜粋)

--取材協力:Jeanna Smialek、Ougna Camara、Dan Hart.

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