赤十字、ウクライナへの支援物資配布で安全確保要求

赤十字は17日、ロシアがウクライナ 東部に届ける人道支援物資を積んでいると主張するトラックの最初の16 台の国境での検査開始に先立ち、安全の保証を求めた。ドイツのベルリ ンでは両国の外相らを含めた停戦協議が行われた。

ウクライナは赤十字国際委員会(ICRC)の管理の下で分離派の 支配地域に物資を届けることに同意した。ただ赤十字はまだ必要な安全 が確保されていないと表明。ベルリンではウクライナのクリムキン外相 とロシアのラブロフ外相が独仏を交え、緊張緩和を目指し協議が行われ た。これに先立ち、ウクライナ政府当局者は政府軍がロシアからの機甲 部隊の一部を掃討したと発表していた。

ドイツのシュタインマイヤー外相はベルリンでの協議前に記者団に 対し、「戦闘の早期終結でわれわれに希望を与え得る現実的かつ持続可 能な停戦への道筋を見いだせるかどうかが今夜のポイントだ」と発言。 「緊張緩和への道のりは長いが、こうしている間にも人が亡くなり続け ている」と語った。

ウクライナ軍のリセンコ報道官は17日、同軍へのロシア領内からの 砲撃が続いており、ロシア製自走式ロケット砲「グラート」3台がウク ライナに侵入したのを当局が確認したと述べた。欧米やウクライナは、 ロシアがウクライナの親ロシア派を武器や資金面で支援していると非難 しているが、ロシアは否定している。

赤十字の広報担当ガリーナ・バルザモバ氏はロシアからの人道支援 物資について、「このプロセスに関与する全ての当事者からの保証が必 要だ」と述べた上で、「安全が保証されれば、検査を開始する」と説明 した。ロシアやウクライナ、武装勢力との協議は18日も続く見通しだと いう。

原題:Red Cross Awaits Safety Guarantees as Ukraine Truce Talks Start(抜粋)

--取材協力:Scott Rose、Yuliya Fedorinova、Eero Vassinen、Kati Pohjanpalo、Elena Mazneva、Daryna Krasnolutska.

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