ドルはたくり足で103円トライへ、三角もち合い突破で6年ぶり高値も

ドル・円は三角もち合いを上抜け、 一段高へ-。外為どっとコム総合研究所は、ローソク足チャートが上昇 トレンドへの転換を示唆しており、1ドル=103円台を突破すれば、年 内に約6年ぶりとなる106円台へ上昇する可能性も出てくると分析して いる。

ドル・円は今週、年初に付けた約5年ぶり高値105円44銭を起点と し、102円台前半を通過する三角もち合いの上辺を突破。14日には一時 約1週間ぶり高値となる102円66銭まで上昇した。

外為どっとコム総研の川畑琢也研究員は、「8日のローソク足が『 たくり足』になり、その後も下ひげを攻め込むことなく陽線が連続して いる。しかも三角もち合いを上抜けてきているので、流れ的には103円 台トライが見えてきている」と指摘する。

たくり足とは、胴体部分から下に長い線(下ひげ)が伸びたローソ ク足で、下落局面で出現した場合、上昇転換のシグナルとされる。ロー ソク足の胴体部分はその日の始値と終値を示し、高値と安値を結んだ線 を「ひげ」と呼ぶ。ドル・円は8日に一時、約2週間ぶり安値となる 101円51銭を付けたが、結局102円台へ値を戻し、その後4日連続で終値 が始値を上回ったことを示す陽線のローソク足が続いている。

15日午前9時48分現在のドル・円相場は102円47銭前後で推移。年 初からの値幅はわずか4円68銭にとどまり、変動相場制への移行が始ま った1971年以降の最小を記録した2011年の年間レンジ(10円18銭)の半 分以下となっている。

川畑氏は、「週足の一目均衡表でも、ドル・円は足元、雲を上抜け てきており、いったんこれが下値支持になりつつある」と指摘。その上 で、ドル・円が103円を突破できれば、三角もち合いからの上放れで、 「流れ的には年初来高値や、2月の安値から三角形の高さ分の上昇とい うことで106円70銭付近まで上昇する可能性もある」と言う。

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