ブレバン・ハワード:元従業員に最大7300万ドルを返還要求も

ヘッジファンドのブレバン・ハワー ドは、同社元従業員でトップトレーダーの1人だったクリス・ロコス氏 が自身の投資会社設立を進めたとして、同氏に最大7300万ドル(約74 億8000万円)の返還を求める可能性がある。

裁判資料によると、ロコス氏(43)は今年6月、ブレバン・ハワー ドを相手取り、同氏が社外で投資家資産の運用をするのを2018年まで制 限する合意の無効を求める訴訟を起こした。また、この制限が解除され 自身の投資ファンド運用が認められても18年まではブレバン・ハワード から利益配分を受けられる判断も裁判所に求めている。

これに対しブレバン・ハワードは今月、ロコス氏を反訴。同氏がブ レバン・ハワードのパートナーとして責務に違反したか裁判所に判断を あおぎ、ロコス氏の投資ファンド設立差し止め命令と賠償を求めてい る。ロコス氏はブレバン・ハワードの設立に携わった02年以降、約9億 ドルを稼いだという。

ロコス氏の広報担当者アラン・キルケニー氏はロコス氏はブレバ ン・ハワードとの契約内容を常に履行してきたと述べ、それ以上のコメ ントを避けた。同社の広報担当アンソニー・ペイン氏はコメントを控え た。今年11月に審理が行われる予定。

ブレバン・ハワードによると、ロコス氏は今年に入り、社外での資 産運用開始のために必要な認可を当局に申請してもいないし、そのよう な計画もないと述べていた。同社は2月に13年分の利益配分として730 万ドルを、その翌月に追加で4270万ドルと2300万ドルをそれぞれ同氏に 支払ったが、それから2週間もたたないうちにロコス氏の弁護士から社 外での資産運用への制限解除を求める書簡を受け取ったという。

原題:Brevan Howard May Seek Return of Up to $73 Million Paid to Rokos(抜粋)

--取材協力:Saijel Kishan.

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