ロンドンの銀の値決め、100年余りの歴史に幕-透明性向上へ

ロンドンでビクトリア女王時代の19 世紀に始まった銀の値決めが14日、終了する。5兆ドル(約513兆円) 規模の銀市場では透明性向上に向けた取り組みが進められており、商品 の指標価格の設定方法に対し規制当局による監視が強化されている。

117年間にわたり数社の交渉を通じて行っていた銀の値決めは、電 子システムを利用したオークションに基づく方式に移行する。ディーラ ーらが毎日、電話で価格を設定する「値決め」プロセスを終了するの は、貴金属では銀が最初となる。

銀生産で米最大手のコー・マイニングは、時代遅れの値決め方法が 変更されれば、取引のために参考にしたり保有分の価値を評価したりす る際に利用される指標の信頼性向上につながるとの見方を示す。金やプ ラチナ、パラジウムの値決めについても年内の見直しが計画されてい る。

ロンドンの貴金属ディーラー、べアードのトレーダーで、30年余り 前に初めて値決めに参加したスティーブ・ガーウッド氏は「最近、誰も が懸念を抱いている。透明性が完全に確保されず、誰かがその状況に不 満を持てば、いずれか訴訟が提起されるだろう」と指摘した。

原題:Silver Price Goes Electronic in Transparency Quest: Commodities(抜粋)

--取材協力:Patricia Hurtado.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE