ハリケーン、8月半ばまでの発生2つ-大西洋が静かな理由

8月もほぼ半ばとなり、太平洋はあ ちらこちらでハリケーンや台風の発生に見舞われている。では、大西洋 はどうだろうか。

約2カ月半の間に大西洋で発生したハリケーンは「アーサー」と 「バーサ」の2つだけだ。

大西洋が太平洋に後れを取っているように見えるが、長期的な平均 から見れば大西洋もほぼペースを保っている。

米国立ハリケーンセンター(NHC)によれば、6月1日に始まる 大西洋のハリケーンシーズンには例年、8月13日時点で3つ目のハリケ ーン発生が想定され得る。

もちろん、ここ数年の状況を考えれば、大西洋は動きに乏しいよう に見える。

昨年は8月13日までに大西洋で名前の付いた4つのハリケーンが既 に発生。2011、12両年はそれぞれ6つずつだった。

太平洋で特に活発に暴風雨が発生する年には、大西洋ではそれほど 多く発生しないケースが多い。

その理由の1つとしてエルニーニョ現象が挙げられる。太平洋赤道 域の水温上昇によって識別できるエルニーニョ現象は、公式には発生が 認められていないが、海面温度は過去数カ月間のうち、数週間にわたっ て平年を若干上回るケースが見られた。

コロラド州立大学のハリケーン予報リポートの主執筆者、フィル・ クロッツバック氏によると、太平洋の海水温上昇は、米国とメキシコに 近い太平洋の東側で発生するハリケーンの増加や、アジア付近の台風の 寿命の長期化につながる傾向がある。

原題:As Mid-August Approaches, Where Are All the Atlantic Hurricanes?(抜粋)

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