中国、成長下支えで刺激策強化するとの見方-与信鈍化は警鐘

中国の7月の与信の伸びが大きく落 ち込み、固定資産投資が予想に反して鈍化したことは成長に関する警鐘 となった。投資家やエコノミストはこうした事態を受けて政策当局者が 刺激策の拡大に動くと予想している。

中国人民銀行(中央銀行)が発表した7月の経済全体のファイナン ス規模は2008年以来の低水準。これを手掛かりに13日の中国株は当初下 落したものの、7.5%の成長目標に向けて政府が措置を講じるとの見方 が強まり、株価は上昇に転じた。バークレイズは7-12月(下期)に2 回の利下げを予想しており、オーストラリア・ニュージーランド銀行 (ANZ)も預金準備率引き下げが差し迫っているとみている。

不動産市場の低迷や不良債権増加に伴うリスクを背景に、20カ国・ 地域(G20)で最も高い成長を維持することは李克強首相にとって一段 と難しくなっている。今年は鉄道向けの投資促進や小規模企業向け融資 拡充、低所得層向け住宅建設資金の提供が進められており、新たな刺激 策が講じられるとすればこうした措置に加わることになる。

人民銀貨幣政策委員会の元委員で現在は清華大学教授の李稲葵氏は 「現時点で最大の関心事は中国経済のリスク抑制ではなく、かなり円滑 な成長を確実に実現することだ」と述べた。

株価指標の上海総合指数は13日、与信統計を受けて取引時間中 に0.9%安まで下げたものの、結局0.1%高で終了。ハンセン中国企業株 (H株)指数も0.5%安となる場面もあったが、終値は1.2%高だった。

原題:China Seen Taking Steps to Aid Growth After Credit Warning Sign(抜粋)

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