ボストン連銀総裁:証券会社規制「抜本的な見直し」必要

米ボストン連銀のローゼングレン総 裁は、証券会社が危機時に資金不足に陥らないよう、規制を「抜本的に 見直す」必要性があると述べた。またニューヨーク連銀のダドリー総裁 は、ホールセールの資金調達システムの安定性を向上させる必要がある と指摘した。

ローゼングレン総裁は13日、両連銀がニューヨークで合同で開いた 会議で講演し、「金融業界にストレスがかかった環境では証券会社の資 金繰りが著しく苦しくなる事態が生じ得る」と発言。「残念なことだ が、こうした問題が起きる可能性に対する危機後の対応は十分ではな い」と述べた。

連邦準備制度当局者らは、市場が恐怖に見舞われた場合には、入り 組んだレポ取引は依然ほころびやすく、資産のパニック売りを招いて金 融システム全体に損失が広がりかねないと警告してきた。2008年のリー マン・ブラザーズ・ホールディングスの経営破綻は、差し入れ担保の価 値が急落し、短期資金の借り換え不能に陥ったことが一因だ。

同じ会議で講演したダドリー総裁も、リーマンをめぐる危機では金 融業界の「深刻な欠陥が浮き彫りとなった」と述べるとともに、「金融 システムを一層安定化させることが不可欠だ」との考えを示した。米国 の最大手級の銀行、保険会社、投資会社の幾つかは両連銀の管轄地区に 拠点を置く。

ローゼングレン総裁は、資金調達が安定していない金融機関は安定 した資金源を持つ企業よりも「大幅に多額の資本を確保する」よう義務 付けるのが望ましいと指摘。これは大手の独立系証券会社や米国に持ち 株会社を置く外国企業、さらには「大手の」証券会社を傘下に置く銀行 に適用されるべきだと話した。

ローゼングレン総裁はその上で、ポジションの資金調達のため企業 がより長期の借り入れを活用すれば、期間が短く一段と逃げ足の速い資 金調達に依存する必要性を減らすことになると付け加えた。

原題:Fed’s Rosengren, Dudley Say Broker Regulations Need Overhaul (1)(抜粋)

--取材協力:Dave Michaels.

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