ドイツ10年債利回り、過去最低に接近-金融緩和継続の観測で

13日の欧州債市場ではドイツ国債が 上昇し、10年債利回りは過去最低に接近。ユーロ圏での物価動向や予想 を下回った米経済指標を受け、世界的に金融緩和が維持されるとの観測 が強まった。

スペイン国債も上昇。同国がこの日発表した7月の消費者物価は下 落し、そのマイナス幅が2009年以降最大となったほか、ドイツでは同月 のインフレ率低下が確認された。米国の7月の小売売上高は前月比ほぼ 変わらずと、ここ6カ月で最悪となり、米利上げ観測が後退した。この 日実施された33億ユーロ相当のドイツ10年債入札では、平均落札利回り が過去最低を付けた。

RIAキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、ニック・ス タメンコビッチ氏(エディンバラ在勤)は「不透明感が持続しデータの 内容が悪い限り、どうしても投資資金は安全な国債に向かうだろう」と 発言。「今のところ、ドイツ国債の利回りはよく抑えられている」とも 述べ、10年債利回りが「向こう1週間ぐらいに1%を試す可能性を排除 しない」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時40分現在、既発のドイツ10年債利回りは前日 比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.03%。一時は 3bp上昇した。8日には1.023%と、ブルームバーグが1989年にデー タ集計を開始してからの最低を付けた。同国債(表面利率1.5%、2024 年5月償還)価格はこの日、0.265上げ104.33。

ドイツ10年債入札での平均落札利回りは1.08%。先月16日の前回入 札では1.20%だった。

スペイン10年債利回りは2bp下げて2.58%。同年限のドイツ国債 に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)は155bpと、5月21日以降の 最大となった今月8日の166bpから縮小した。

原題:German Bonds Rise Amid Bets Global Policy to Stay Accommodative(抜粋)

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