ワイン配合のアイスクリーム、米中小企業の輸出促進の成功例

創業60年のマーサーズ・デアリのア イスクリームはかつて、米ニューヨーク州にある人口約4500人の町、ブ ーンビルの創業地から遠く離れた場所で見掛けることはなかった。

今では、マーサーズ・デアリのオーナー、ルース・ミグネリー氏と ロクサイナ・ハールバート氏、そして25人の従業員は、ワインを配合し た6種類のフレーバーのアイスクリームを中国やインドネシア、オラン ダ、セーシェル、トリニダード・トバゴなど14カ国に輸出している。こ の製品は、2005年当時、上院議員だったヒラリー・クリントン氏が主催 したイベントで考案され、その2年後に発売された。輸出は08年に始ま り、今ではマーサーズ・デアリの年間売上高100万ドル(約1億円)余 りのうち約25%を占める。従業員数も4年前の20人から増えた。

「マーサーズは多分半径100マイル(約160キロメートル)に住む人 々しか知らなかった地元企業から世界的なブランドになった。そんなこ とは不可能だと言う人が非常に多いが、可能になるものだ。無理だとい う意見は受け入れないことだ」。4大陸への輸出準備が進む中、ミグネ リー氏は電話インタビューでそう語る。

米国では輸出が過去最高水準に達している。輸出促進を目指すニュ ーヨーク州北部などの地域の経済開発当局者は、マーサーズのような小 規模企業による輸出売り上げに注目している。米国勢調査局によると、 従業員500人未満の企業による輸出が米国全体に占める割合は12年 に32.9%と、05年の29.2%から拡大した。

この動きを継続させるためには、より多くの小規模企業に対し輸出 を促す必要がある。オバマ米大統領は10年の一般教書演説で、5年間で 輸出を倍増させるとの公約を掲げ、中小企業による輸出促進の一環とし て国家輸出戦略を打ち出した。

原題:Wine-Laced Ice Creams Lift U.S. Small Business Exports: Economy(抜粋)

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